福山市に美術館建設への市民の要望が高まったのは、1950年代(昭和30年代)終わりの事でした。市制50周年記念事業として市民会館建設計画が発表されると、この施設の中に大型展示場の併設の要望が出されました。これは、多目的ホールの形として実現しましたが、1968年(昭和43年)、広島県立美術館が開館すると、さらに充実した展示空間が期待されはじめました。その期待に応えるべく、福山市は1974年から福山市美術館(仮称)の調査委員会を設置し、約15年にわたり準備を重ね、1988年、福山市市制施行70周年記念事業として、ふくやま美術館が誕生しました。
ふくやま美術館は、1988年11月、福山市を中心とする広島県東部の広域圏(福山市、府中市、神辺町※1、新市町※1、御調町※2、沼隈町※1、内海町※1、油木町※3、神石町※3、豊松村※3、三和町※3、上下町※4)の文化施設として、美術文化の発展に寄与するとともに、住民参加による新しい美術館をめざし開館しました。
※1…現福山市 ※2…現尾道市 ※3…現神石高原町 ※4…現府中市
市町村合併を経た現在は、福山市、府中市、神石高原町の3市町による広域圏の美術館として積極的な事業展開を行っています。
美術館運営の基本
1988年の開館以来、運営の基本として、「地域に根ざした美術館」、「世界に向かって開かれた窓としての美術館」、「現代を見すえ次代を先取りする美術館」、「美術と人間にふれあう美術館」という4つの柱をたて、これをもとに「見る」、「つくる」、「学ぶ」、「ふれあう」場として、より充実した美術館活動を目指しています。
美術館の作品収集方針
作品収集については、次の5つの方針を設定し、コレクションを積み重ねて今日に至っています。
- 福山・府中広域市町圏関連作家の作品
- 瀬戸内圏関連作家の作品
- 日本の近・現代美術の作品
- イタリアを中心とする近・現代ヨーロッパ美術の作品
- 各分野における若手及び中堅作家で将来の美術界での先導的役割が期待される作家の作品
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