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心のかけ橋 4月号
~ 外国人と災害 ~
在住外国人の現状
2017年の外国人入国者は約2,743万人、同年末の在住外国人数は約256万人でいずれも過去最高となっています。
本市でも9,300人を超える外国人住民が暮らしており、5年間で約1.5倍に増加しています。
外国人労働者の受け入れを拡大する「出入国管理及び難民認定法」(改正入管難民法)が施行され、今後さらに増加することが予想されます。
言語の違いが大きな壁に
生活習慣や文化の異なる外国人が地域で暮らしていくにはさまざまな困難があります。
その中でも言語の違いが大きな壁となり、災害時には命にも関わってきます。
昨年は記録的な豪雨など、全国的に多くの災害が発生しました。
このような災害時には、外国人は日本語がよく理解できないために正しい情報を得ることが出来ず、被害に遭う可能性が高くなります。
1995年に発生した阪神・淡路大震災では、外国人の死傷者の割合は日本人の約2倍にも上りました。
「やさしい日本語」を使おう
阪神・淡路大震災を機に考え出されたのが「やさしい日本語」です。
例えば「避難してください」よりも「逃げてください」と言った方が伝わりやすくなります。
「やさしい日本語」の利点
・相手の母語に関わらず使える
・特別な訓練を必要としない
・翻訳より早く対応できる など
このように「やさしい日本語」を使うことによって外国人が状況や情報を正しく理解することができれば、支援される側から支援する側になることが期待できます。
日頃のコミュニケーションが大切
日頃から「やさしい日本語」を使って外国人住民とコミュニケーションをとることが重要です。
お互いの文化を大切にしながら助け合えるより良い関係を築きましょう。
市民相談課 電話:084-928-1002手話通訳/要約筆記の有無:
電話:084-928-1006