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反戦画家四國五郎の世界~第1部シベリア抑留編~

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年2月1日更新

 太平洋戦争後にソ連やモンゴルに強制抑留された日本人が約57万5千人いました。抑留者たちは乏しい食糧や体験したことがない寒さ,過酷な労働の中で生きて日本に帰ることを願い,耐え続けました。

 今回の企画展では3年間の抑留生活を体験した四國五郎を取り上げます。

 1948年の秋に帰国した四國は隠して持ち帰った「豆日記」などを基に,絵と文章で約1,000ページに及ぶ「わが青春の記録」を作成し始めました。このうち約半分がシベリア抑留関係のものです。

 シベリア抑留の絵画は1991年と1994年の2度のシベリア墓参・鎮魂の旅を契機に描かれました。次の絵は1991年の旅でムリー地区のコスグラムボの埋葬地に「鎮魂の墓標」を建て,そこで亡くなった戦友たちの幻を感じたという作品です。

 本企画展では油彩画や水彩の抑留絵画を中心に,抑留時代に使っていた飯ごうや靴などの実物資料を展示します。

 

「墓標建立(コスグラムボ)」1993年

「墓標建立(コスグラムボ)」1993年

人権平和資料館
電話084-924-6789

手話通訳/要約筆記の有無: