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剪定講習会のようす

ばら普及員だより

 早いものでもう3月、年度終わりになりました。毎年不思議なことに1〜3月は月日があっという間に過ぎていきますね。剪定など春への準備はお済でしょうか。さて、今月の普及員だよりは、福山ローザリアンクラブの千葉さんに、接ぎ木のその後ということでお話いただきました。
 市内各所でも接ぎ木講習会が開かれ、接いだ苗がそろそろ元気に芽を出している頃ではないでしょうか。今回の話をお手本に、今年接いだ苗をお手入れしましょう。

 

2010年(平成22年)3月号

接ぎ木後の管理について
 

1.接木(適期1月中旬〜2月中旬)

 接木は台木と穂木の形成層(樹皮と木部の間の部分)がしっかり合うようにする。この形成層でカルスが作られ台木と穂木のカルスが結合することにより,養水分の流れが台木と穂木の間を移動でき活着する(カルス=植物の切り口に細胞分裂してできるコブ状の塊)。

2.接木後の仮植え

1)準備するもの

   *4号ポット

   *赤玉土(小粒)

   *鉢底アミ

   *品種名の名札


4号ポットに赤玉土を入れ、名札を立てた状態

3.仮植え後の管理

1)ポットごと十分水に浸す(赤玉土の粉がでなくなるまで)。

2)水切後衣装ケースに入れ蓋をしておく。

3)過湿になると根も芽も動かないので乾かし気味に管理する。
(水は最初にたっぷりやっているので,1ヶ月は与えなくて大丈夫)

  (表面が乾いて赤玉土が白く乾いた時は水をやる)

4)新芽が伸びてきたら,ケースの蓋を少し開ける。芽が伸びるにつれて徐々に大きくする(結露対策)。

5)ケースの中に水滴がたまるようであれば蓋を開けて調節する。過湿になると病気が発生する(ベト病・はいかび病)。
6)置場所は明るい室内の暖かいところ(10℃前後が良い),直射日光の当たらないところ。


7)約1ヶ月後芽が伸び始めたら徐々に日光にあてて慣らします。(この時ケースから出しません。日光に当てる時はケース内が高温にならないようにそして徐々にケースの蓋を開け外気に慣らす)


ケースに入れ、蓋をする       2週間経過   

1ヶ月経過

4.鉢上げ

1)ポットに赤玉土また培養土に植えているもの(5月まで今のままでよい)。

2)根をいためない様に4月中旬から植え替える(ポットの底から白根が出るころ)。

3)接木から約2ヶ月で植替えを行う(5〜6号鉢へ)徐々に大きな鉢にする。

4)鉢の土の割合(赤玉土(中粒)3:真砂土3:腐葉土4)*市販の培養土でもよい。

5)根鉢はくずさないで植える。

6)支柱も必ず沿えること。

7)室内の日当たりの良い所でしばらく慣らして外気に当てる。

8)移植後1週間〜10日後液肥(1000倍〜1500倍液)を2週間に1回程度。

9)水ゴケに植えているもの

3月中旬に鉢に仮植えして外気にならし,5月上旬に本植えする。


5.つぼみの処理

15月になると新苗にもつぼみが付くが,秋まで花を咲かさない。

2)つぼみを取ったり,枝先の芽を摘み取るピンチ(摘心)することで樹に養分が行き大きく育つ(つぼみが小豆位の大きさになったら処理する)。

    
蕾が付いている            蕾を5枚葉を付けて切り離す


6.病害虫の予防
14月中旬ごろからは,うどんこ病,黒点病,あぶら虫等が発生するので,1週間〜10日に1度薬剤散布を行う。

2)薬剤散布は通常の1.5倍〜2倍程度薄めてやる  (葉が柔らかく弱いため)。

3)早春,晩秋の散布は,日中暖かい時間帯に行う。

4)夏の時期は25℃以下の朝,夕に行う(薬害対策)。

みなさまにご愛読いただきました「ばら普及員だより」は3月号で終了となります。今後は年間通じてのばらの栽培方法がわかるよう、ホームページを改訂する予定ですので、しばらくおまちください。
ご愛顧ありがとうございました。

 


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