形成外科

手術実績  

        
2009年度手術実績
   区   分  2009年
手術実績 
          
1.新鮮熱傷   33
2.顔面骨骨折、顔面軟部組織損傷   40
3.口唇裂、口蓋裂   0
4.手,足の先天異常、外傷   28
5.その他の先天異常   17
6.母斑、血管腫、良性腫瘍   120
7.悪性腫瘍及びそれに関連する再建
 42
8.瘢痕、瘢痕拘縮、ケロイド   10
9.褥創、難治性潰瘍  14
10.美容整形   0
11.その他   124
合   計   428
麻酔種類別件数    全身麻酔  139
腰椎麻酔・その他  6
局所麻酔  283
眼瞼下垂手術実績  眼瞼下垂手術  75
新患者数            1.新鮮熱傷  78
2.顔面骨骨折、顔面軟部組織損傷  95
3.口唇裂、口蓋裂  1
4.手,足の先天異常、外傷   157
5.その他の先天異常  29
6.母斑、血管腫、良性腫瘍  253
7.悪性腫瘍及びそれに関連する再建  29
8.瘢痕、瘢痕拘縮、ケロイド  38
9.褥創、難治性潰瘍  49
10.美容整形  0
11.その他   223
  合   計  952


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診療内容

 眼瞼下垂症
 皆様は眼瞼下垂(がんけんかすい)という病気をご存知でしょうか?簡単にいうとまぶたが重くなり、視界が悪くなる病気です。

  眼瞼下垂は、生まれつき筋肉や神経に障害を伴って起こる『先天性眼瞼下垂』と、加齢による筋力の低下や、皮膚の弛緩、まぶた内の軟骨とまぶたを持ち上げる筋肉の連結部が外れてしまうなどの原因で起こる『後天性眼瞼下垂症』にわけられます。

 そしてこれらは、症状が進行すると、視野が悪くなるだけではなく「肩こり」「頭痛」「不眠」「うつ病」など様々な全身症状が現れてくるということが近年わかってきました。

 体調や健康に重要な影響を及ぼしかねない「眼瞼下垂」について、この機会にぜひ一緒に考えてみましょう。
      
眼瞼下垂セルフチェック
◎はじめに眼瞼下垂のセルフチェックを  してみましょう。
(チェック項目が多いほど眼瞼下垂の可  能性が高くなります。)









  まぶたが重く感じる。
  慢性的に頭痛、肩こりがある。
  昔に比べ目が小さくなった。
  夕方になると眼の奥や額に痛みや不快感がある。
  以前よりも光がまぶしく感じる。
  テレビやパソコンモニターを見ている時あごを出している。
  おでこのしわが多い、深くなった。
  逆まつげになった。
  花粉症などで眼をよくこする癖がある。
  コンタクトレンズを使用している。


 その他の全身症状について 

 なぜ眼瞼下垂により他の全身症状が出るのでしょうか。一番症状が多い頭痛と肩こりについて説明します。
 
 1 まぶたが重く,視界が悪い
 2 視界を良くするため眉毛を持ち上げる。(おでこにしわが出来る) 
 3 眉毛を持ち上げることによりおでこの筋肉(前頭筋)が良く使われる。 
 4 前頭筋が筋肉痛をおこす。やがて,頭部の筋肉痛から頚部,肩の筋肉痛へとひろがります。
                                      以上の経過をたどり頭痛,肩こりを感じます。 


 治療(手術)について

【先天性眼瞼下垂症】
一般的に片側で起こる場合が多いのが特徴です。神経、筋肉の問題で正面を向いたときにまぶたが瞳孔(黒目の中心)の上まであがらない状態を先天性眼瞼下垂といいます。治療法はまぶたを持ち上げる筋肉がどの程度機能しているかによって決まります。まぶたを持ち上げる機能があれば、挙筋前転法(図2,3)を行います。まぶたを持ち上げる筋力がなければ、まず筋膜をまぶたの皮下に移植して眉毛の皮下とまぶた内の軟骨を連結し、眉毛を上げることでまぶたを持ち上げるようにします。

【後天性眼瞼下垂症】
後天性の眼瞼下垂は両側で起こります。治療法として皮膚がたるんで視野をふさいでいる場合はその皮膚のみの切除を行います(図1)。これは日帰り手術で行います。まぶたを上げる筋肉の眼瞼挙筋とまぶた内の軟骨をつなげている挙筋筋膜が軟骨から外れていたり、緩んでいたりする場合は挙筋全前転法を行います(図2,3)。挙筋前転法を行うことで、筋肉の収縮がよく伝達され、まぶたが上がりやすくなります。

   後天性眼瞼下垂症手術

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 症例写真 

(術前)60歳代男性
 左眼瞼下垂
(術後6ヶ月)
左のみ拳筋前転法を行った
(術前)40歳代女性
 両側眼瞼下垂症
(術後4ヶ月)
両側拳筋前転法を行った

  
 費用,入院などについて

     皮膚のみの切除の場合・・・外来手術でも可能
                      両眼で約30〜40分
                      約4万円(3割負担の場合)
     挙筋前転法・・・・・・・・入院手術1泊2日
                  両眼で約60〜90分
                  約7万円(3割負担の場合)


 患者様の声,感想

    ・頭痛、肩こりが良くなった(多数)。
    ・おでこのしわが減り、眼がパッチリして顔が若返った。
    ・視界が広くあかるくなり、気分が晴れやかになった。

 眼瞼周囲の手術は症状の軽減ということだけではなく、外観が大きく変わるため、機能及び外観上の改善にも注意を払わねばならず、ひとりひとり細かい問診を行った上で手術を行っています。

 今までに300例以上の眼瞼下垂の手術を行いましたが、眼瞼下垂の症状だけでなく、それに伴う他の全身症状の改善も大きく図られ、良好な結果を得ています。

 眼瞼下垂に伴う症状でお困りの患者さまがおられましたらぜひ形成外科を受診してください。


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