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常設展

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月31日更新
 

第一展示室 福山市および近接市町ゆかりの文学者たち

第一展示室英文学者・随筆家福原麟太郎、劇作家小山祐士、詩人・俳人木下夕爾
を中心として、福山市および近接市町村ゆかりの文学者を紹介し、関係
資料を展示しています。

【その他のゆかりの文学者】
日野啓三
葛原しげる
岡田美知代
横山美智子
武内俊子
近藤芳美
中村憲吉
火野葦平
木山捷平
島田荘司
山代巴
志賀直哉
伊藤 整
村上菊一郎
林芙美子
倉田百三
森田思軒
石井直三郎

福原麟太郎(ふくはら りんたろう)

  福原麟太郎(ふくはら・りんたろう)
英文学者・随筆家 (1894~1981) 

  福山市宮前町に生まれる。福山中学校(現・福山誠之館高校)を卒業後、
 東京高等師範学校(現・筑波大)英語科に進学。東京文理科大学教授と
 なり、のち、長年にわたって日本の英文学界をリードした。
 また、数多くの随筆集を刊行し、英国風の随筆文学を日本の風土に開花さ
 せた。

小山祐士(こやま ゆうし)

 小山祐士(こやま・ゆうし)
  劇作家 (1904~1982) 

 福山市今町に生まれる。福山中学校(現・福山誠之館高校)を修了して、
慶應義塾大学に進学、慶応劇研究会に入会し、その後岸田国士に師事し
た。福山地方の方言を駆使した戯曲「瀬戸内海の子供ら」で演劇界に新
風を吹き込み、以後多くの文学賞を発表した。戦後は原爆を扱った戯曲
が多い。

 

木下夕爾(きのした ゆうじ)

木下夕爾(きのした・ゆうじ)詩人・俳人(1914~1965)

 福山市御幸町に生まれる。府中中学(現・府中高校)時代から詩作を始める。
名古屋薬学専門学校(現・名古屋市立大)を卒業と同時に帰郷。薬局を営むか
たわら、文学活動を続けた。第一詩集『田舎の食卓』で文芸汎論詩集賞を受賞。
その後も詩集を刊行し、戦争期からは句作も始めた。

 

 

井伏鱒二の世界 〈第二~第五展示室〉

井伏鱒二(いぶせ ますじ)

 井伏鱒二(いぶせ・ますじ)
小説家 (1898~1993)
福山市加茂町に生まれる。
福山中学校(現・福山誠之館高校)を卒業、初めは画家を志したが、
早稲田大学に入学して、文学の道に進んだ。独特の戯画手法を駆
使した「山椒魚」「朽助のゐる谷間」などをもって文壇に登場。のち
「ジョン万次郎漂流記」によって直木賞を受賞した。太平洋戦争初
期には、陸軍に徴用されてシンガポールに滞在、戦争末期から戦
後にかけては、三年間、甲府と郷里に疎開した。戦後は、着実で
充実した創作活動によって、次第に文壇で重きをなし、特に、原爆
を扱った「黒い雨」によって、その名を内外に高めた。諸作品によっ
て多くの文学賞を受賞し、芸術院会員となり、文化勲章も受けた。
井伏文学は、郷土に深く根ざして普遍に達した文学として、日本近
代文学史上重要な位置を占める。

 

第二~第四展示室

第二~第四展示室

 井伏鱒二の生涯にわたる経歴の紹介、主要作品約三十作の解説、
著書・雑誌・原稿類の展示など、井伏鱒二の世界を人生の機軸と
文学の機軸の両面から総合的に理解していただけます。

 

 

 

第五展示室

第五展示室

 井伏鱒二の創作の場であった書斎の再現、書画およびさまざまな
愛用品の展示などを通じて、多趣味の人井伏の日常を知っていた
だけます。

 

 


図書・AVコーナー

 図書コーナーは、井伏鱒二、福原麟太郎、小山祐士、木下夕爾、日野啓三、島田荘司らの著書や
各種全集等が設置してあり、自由にお読みいただけます。
 また、朗読・映像コーナーでは、井伏鱒二、福原麟太郎、小山祐士、木下夕爾、日野啓三、島田荘
司らゆかりの文学者を紹介した映像等を自由に見ることができます。

映像展示室

映像展示室 福山地方の文学と歴史と井伏鱒二の生涯を、分かりやすく、映像で理解していただく部屋です。
 上映時間約25分
 上映プログラム
  ・福山地方に華開いた文学
  ・旅と幽閉-井伏鱒二の生涯-

常設展示室
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