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総合内科

1.はじめに

高齢化社会の日本では、疾患の複雑性・多様性が増しています。医学のみならず心理面・倫理面でも総合的な視点を持ち、コーディネーター的役割を果たす「総合医(ジェネラリスト)」と、各分野で最良の医療を提供する「専門医」とのコラボレーションが可能になることが、求められています。当たり前のことを当たり前に行うことができる医師育成を目指し、総合診療科後期研修医プログラムでは、地域に貢献できる総合医の育成に努めています。

2.研修期間

原則として3年間(1~2年間の研修も可能です)

3.当科でめざしている総合医像

  • 基本的な内科系疾患に対応できる臨床力を有する
  • 病歴、身体所見を重視し、患者の問題解決に努める
  • 適切なタイミングで専門医を紹介し、専門科と協同し診療に当たる
  • EBMを「正しく」使いこなし、患者の状況・好みに合わせ適応できる
  • 臨床上の疑問を、最新の文献・知見と照らし合わせ、生涯学習に活かす
  • 医学教育に積極的に関わり、後進の育成に努める
  • 医療スタッフと協力しシステムに基づいた安全な医療体制を構築する

4.後期研修医プログラムの特徴

 診療科の魅力(他の病院との違い)

 2014年4月の立ち上げから、総合診療科は主に内科の初診外来を担っています。紹介状を持たない内科系common disease(急性上気道炎、急性下痢症など)から、膠原病・内分泌疾患などのバラエティーに富んだ疾患を診療することが可能です。他診療科との関係は非常に良好で、院内コンサルトはお互いにスムーズになされます。4月から6月のわずか3ヶ月間でも、RS3PE症候群、成人発症Still病、感染性大動脈瘤、ACTH単独欠損症、Basedow病による周期性四肢麻痺、Fitz-Hugh-Curtis症候群、乾癬性関節炎、など幅広い疾患を必要に応じて専門医と共に診療しています。  

 現在(2014年度)は総合診療科の人員が1名のみのため、入院患者の担当は少ないですが、腎盂腎炎や蜂窩織炎のようなcommon diseaseから敗血症性ショックに伴うMERS(Clinically mild encephalitis/encephalopathy with a reversible splenial lesion)など稀な疾患を担当したり、入院患者の発熱や感染症などの院内コンサルトに対応しています。また、2015年度からはPGY3の後期研修医が1名増員となるため、入院担当の増加を見込んでいます。 初診外来、入院、退院後外来と診療の継続性が保証されています。

 月2~3回の内科系救急当直を担当することで、1次~2次の救急症例を経験可能

 自由度の高い各科ローテート

 総合診療科のローテートに加えて、内科系専門各科(消化器内科、呼吸器内科、循環器内科、血液内科、糖尿病内科、腎臓内科、神経内科、腫瘍内科)、皮膚科、整形外科、形成外科、小児科、産婦人科、放射線科、麻酔科、救急科、精神科・精神腫瘍科、緩和ケア科などへのローテート研修も可能です。重症に強い総合医になるために特に救急科へのローテート研修を推奨しています。消化器内科ローテートで内視鏡や腹部超音波検査手技を学んだ場合は、その後週1日半日程度の検査枠継続が可能です。内視鏡のような「手に職」的な部分を付けながら、「頭に職」的な部分も平行して身につけることができます。総合医+専門医の両刀使いができる全身のトータルマネージメント能力を身につけることも可能です。  

 ローテート例:消化器内科がサブスペシャリティー

ローテート例:消化器内科がサブスペシャリティー

※総合診療科ローテ中も週1~2回内視鏡枠
※緊急内視鏡On Callに入ることも可能

外来症例振り返りカンファレンス、批判的吟味に基づく抄読会、In the clinic輪読、研修医による研修医のための勉強会などカンファレンス・レクチャーが豊富

備後感染症勉強会、福山若手医師勉強会、なんでも症例検討会(広島市)など近隣病院との共同勉強会が豊富

 ライフ・ワークバランスを重視

主治医制でなく、チーム制を採用することで休日のオン・オフを明確にしています。受け持ち患者の経過を予測する能力や申し送り能力を身につけることが可能です。また、オフの日にはプライベートの充実や学会・研究会で研鑽を積むことができます。

5.研修後の進路

総合医として、当院総合診療科スタッフとして採用(多くの場合可能)、他院でさらに総合診療科のトレーニングを積む、専門領域のトレーニングに移行、家庭医プログラムに移行、臨床疫学を学ぶ、大学院に進学するなど様々な形で支援が可能です。

6.おわりに

患者、家族、地域の医師、専門科の医師を幸せにすることを目標にしています。「総合医に相談してよかった」「総合医に診てもらってよかった」と思われる診療を目指しています。プログラムに興味をお持ちの方は、是非一度見学にお越し下さい。見学は随時受け付けております。見学を希望の方は福山市民病院 病院総務課曽川shimin-byouinあっとまーくcity.fukuyama.hiroshima.jpまでご連絡下さい。


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