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下水道の施設

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年3月24日更新

下水道の施設

合流式下水道改善事業

 福山市の中心部にある旧新浜処理区の一部では,合流式下水道(雨水と汚水を同じ管渠で排除する方式)を採用しています。
 しかし,近年の都市化により雨水流出量が増え,浸水被害が発生する頻度が高く,また降雨時に処理能力を上回る下水量になると,下水の一部が未処理のまま放流されることがありました。
 そこで,浸水被害の軽減と公共用水域の水質保全を図るため,1995年度(平成7年度)から合流式下水道改善事業に着手し,増補管とその流末に雨水ポンプ場,汚濁負荷を軽減するための雨水滞水池を建設しました。

中央雨水滞水池

中央雨水滞水池

   ・所在地  東川口町一丁目1-1
   ・面 積    約3,500平方メートル
   ・貯留量    8,000立方メートル
   ・高速ろ過施設ろ過速度 55立方メートル/分

 

 

 

 

浸水対策事業

 公共下水道は,大雨による浸水被害を軽減することが重要な役割です。大雨から市民の生命と財産を守ると同時に,交通等の都市機能の確保を図るため,時間雨量42ミリメートルの降雨に対応するべく緊急性の高い地域から計画的にポンプ場や水路等の整備に取り組んでいます。

中央ポンプ場

中央ポンプ場   ・所在地  東川口町一丁目1-1
   ・面 積  約4,700平方メートル
   ・口径φ2,000ミリメートル 600立方メートル/分 1台
   ・口径φ1,500ミリメートル 275立方メートル/分 1台

 

 

 

松永ポンプ場

 JR松永駅周辺を始めとする松永地区の中心部の浸水対策として,1976年度(昭和51年度)に事業着手し,1977年(昭和52年)10月にφ1,200ミリメートル1台を供用開始しました。その後,都市化の進展による雨水流出量の増大に対応するため,1996年度(平成8年度)にφ1,200ミリメートル2台,また2003年度(平成15年度)にφ800ミリメートル1台を増設しました。

松永ポンプ場

   ・所在地  松永町五丁目4-15
   ・面 積  1,490平方メートル
   ・口径φ1,200ミリメートル 200立方メートル/分 3台
   ・口径φ 800ミリメートル   80立方メートル/分 1台

 

 

 

大津野ポンプ場

 JR大門駅の南側地区は,1960年代(昭和40年前後)に行われた土地区画整理事業によって宅地化が進み,幾度となく大雨による浸水被害が発生していました。早急に対策を講じる必要から,都市下水路事業として1981年度(昭和56年度)に事業着手し,1985年(昭和60年)11月にφ1,650ミリメートル1台を供用開始しました。その後,都市化の進展による雨水流出量の増大に対応するため,1990年度(平成2年度)にφ1,650ミリメートル1台,2014年度(平成26年度)にφ1,650ミリメートル1台を増設しています。

大津野ポンプ場   ・所在地  大門町五丁目13-40
   ・面 積    18,850平方メートル
   ・口径φ1,650ミリメートル 325立方メートル/分 2台
   ・口径φ1,650ミリメートル 461立方メートル/分 1台

 

 

 
 

 

水環境創造事業 

松永クリーク整備  【2000年(平成12年)9月27日国土交通省から「甦る水100選」に認定されました】

 1994年度(平成6年度)に事業の認定を受け,水環境創造事業を実施しました。
 松永地区は古くから塩田と履物を主産業として発展しており,資材の搬入経路としてクリークは産業と市民生活に重要な役割を担ってきました。
 都市の発展とともに 図書館・博物館等の文化施設も整う中,クリークを中心とした環境づくりが求められていたことから,クリークが持っている水辺と空間を有効利用するために,公共下水道の浸水対策である雨水幹線整備と併せて水と緑の親水空間として一体的に整備しました。


  松永クリーク ・排水区域面積  185.5ヘクタール
   ・下水管渠延長  1,785メートル

 

 

 

 

 

下水処理場

 福山市の公共下水道は,芦田川処理区,松永処理区で構成されています。
 松永処理区の汚水は,上下水道局の施設である松永浄化センターで処理しています。芦田川処理区の汚水は広島県の施設である芦田川浄化センターで処理しています。

松永浄化センター

 1992年(平成4年)4月に供用開始した,松永処理区の汚水を処理する下水処理場です。
 当該処理区内の汚水は,標準活性汚泥法により高級処理して松永湾に放流しています。

松永浄化センター   ・所    在    地    柳津町一丁目10-1
   ・計画処理人口   23,000人
                                   (尾道市流入分を含む)
   ・計画処理面積   798.5ヘクタール
                                   (尾道市流入分を含む)
   ・計画処理水量   11,200立方メートル/日
                                   (尾道市流入分を含む)
   ・現在処理能力   7,400立方メートル/日

 

 

 

芦田川浄化センター (広島県の施設)

 産業の発展や人口の増加に伴う芦田川の水質汚濁に対し,芦田川流域の水質保全を図るため,広島県と関係市が共同して芦田川流域下水道整備計画を策定し,1984年(昭和59年)10月に供用開始しました。
 現在は,福山市と府中市の公共下水道区域から発生する汚水を処理しています。

芦田川浄化センター   ・所    在    地    箕沖町106
   ・計画処理人口   356,850人
   ・計画処理面積   11,725.5ヘクタール
   ・計画処理水量   205,700立方メートル/日
   ・現在処理能力   179,200立方メートル/日