ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 福山市上下水道局 > 松永浄化センター 下水道革新的技術実証事業(B-DASH プロジェクト)に採択されました

本文

松永浄化センター 下水道革新的技術実証事業(B-DASH プロジェクト)に採択されました

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年3月27日更新

「リン吸着バイオ炭(たん)によるリン回収および炭素貯留技術の実証事業」が 令和5年度補正 下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)に採択

 「(株)フジタ・住友重機械エンバイロメント(株)・東北大学・国際農林水産業研究センター・福山市共同研究体」はこの度,国土交通省の令和5年度補正下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)※1「炭化物により下水汚泥資源からリンを回収する技術」※2に採択されました。


 近年,輸入依存度の高い肥料原料の国際価格が不安定化し,食料安全保障強化のための重点対策として下水資源を肥料利用する必要性が高まっています。また,カーボンニュートラルの実現に向けた取組みとして,バイオ炭(たん)※3による農地への炭素貯留が国際的にも注目を集めています。
 一方,下水汚泥肥料は安全性の担保,リン回収は施設整備のコストが課題となっており,バイオ炭(たん)も製造コストの高さなどが原因となり普及拡大に課題を抱えています。
 こうした状況を踏まえ,本実証事業を通じてこれらの課題を同時解決し,脱炭素・資源循環型の地域づくりを目指します。


1. 事業名称 :リン吸着バイオ炭(たん)によるリン回収および炭素貯留技術の実証事業


2. 事業概要 :より安定的かつ経済的に下水汚泥資源の肥料利用を図るため,バイオ炭(たん) により
        下水処理場の脱水ろ液※4からリンを回収する技術について実証する。


3. 事業実施者:(株)フジタ・住友重機械エンバイロメント(株)・東北大学・国際農林水産業研究センター・福山市共同研究体

4. 事業場所 :松永浄化センター(福山市柳津町一丁目10番1号)

5. 事業期間 :契約日の翌日から2025年(令和7年)3月(予定)

6. 参  考 :国土交通省ホームページ
        https://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo13_hh_000559.html

 

松永浄化センター B-DASHプロジェクト

 

※1  国土交通省ウェブサイト「下水道革新的技術実証事業」について
   https://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sewerage/mizukokudo_sewerage_tk_000450.html

※2  国土交通省ウェブサイト「下水汚泥資源の肥料利用促進に向けて技術実証に取り組みます
   ~令和5年度補正予算により、B-DASH技術を新たに採択~」
   https://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo13_hh_000559.html

※3  燃焼しない水準に管理された酸素濃度の下、350℃超の温度でバイオマスを加熱して作られる固形物

※4  下水汚泥処理フローの脱水工程において固形分(脱水汚泥)と分離された液体