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千田浄水場の概要

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年4月1日更新

千田浄水場の概要

21世紀にふさわしい水道であるために

千田浄水場

千田浄水場通水式

 この千田浄水場は,1994年(平成6年)から旧神辺町との共同事業として建設に着手し,2004年(平成16年)一部稼動しました。福山市の主力浄水場の一つとして,安定給水の役割を担っています。
 地震などの災害対策として場内すべての施設を耐震構造化するとともに応急給水装置や緊急遮断弁を設置しており,緊急時には給水拠点となります。
 また,南配水池の上部を運動公園とし,広場・運動場として市民の皆さんが利用できるように整備しています。

 ※2006年(平成18年)3月1日 福山市と神辺町の合併により,神辺町水道事業は福山市水道事業に統合されました。

 21世紀にふさわしい水道であるために千田浄水場は,「安全で安定した給水体制の確立」「災害につよい浄水場」「水圧コントロールのできる浄水場」「市民の憩いの場」をめざしています。

千田浄水場建設までの経過管理棟と薬注棟沈殿池と北配水池着水井

 千田浄水場は福山市第六期拡張事業と旧神辺町第五期拡張事業の主要事業の一つとして,安定給水体制の確立,水量水圧の向上及び災害に強い水道づくりをめざして建設されました。
 福山市と旧神辺町は,それぞれ城下町,宿場町として古くから栄えた歴史を持ち,繊維産業を中心とする軽工業に支えられた地方都市でした。しかし,昭和30年代後半の大企業の進出や備後工業整備特別地域の指定により,一躍瀬戸内を代表する重工業都市へと発展を遂げました。急速な市・町勢の発展と人口の増加に伴って水道の使用量は飛躍的に増加し,これに対応するため拡張事業を重ね,水源の確保や施設整備に努めてきました。
 1998年(平成10年)に芦田川水系最後の水源開発といわれる八田原ダムが完成し,この八田原ダムに水利権を持つ福山市と旧神辺町が共同で浄水場を建設することで同意し,1991年(平成3年)4月基本協定書に調印,1994年(平成6年)から浄水場用地造成工事に着手,2004年(平成16年)8月に一部稼動しました。

諸元

  • 取水量及び配水量
    計画取水量  83,000m3/日
    計画配水量  80,600m3/日
    (一部稼動時 40,300m3/日)

安全で安定した給水体制の確立へ

 千田浄水場は市内を流れる一級河川芦田川を水源とし,中津原浄水場内に設置された導水ポンプで約4キロメートル先の高台に位置するこの浄水場まで圧送し,急速ろ過方式で浄水処理した後に給水します。中津原浄水場内にある中央管理センターや水質管理センターと連携し,より安全で安定した給水体制の確立に努めます。

水処理フロー図

千田浄水場水処理フロー図
千田浄水場水処理フロー図(2)
千田浄水場水処理フロー図(3)

災害に強い浄水場

 建設工事に着手して以降,阪神大震災に続き,鳥取県西部地震や芸予地震など中国地方において相次いで大規模な地震が発生しました。水道は市民生活や産業活動に不可欠なライフラインとして,災害時においても被害を最小限に食い止めるため,施設の耐震化が必要です。また,迅速な応急給水あるいは応急復旧が求められています。
 千田浄水場では,緊急時の給水拠点として場内のすべての施設を耐震構造化するとともに,次のような震災対策を講じています。

震災対策

鋼製北配水池
  1. 南配水池及び北配水池に緊急遮断弁を設け,緊急時には給水拠点とします。
  2. 受変電設備は停電事故の影響を回避するため,2回線での受電としています。
  3. 停電時には,場内の自家発電設備から電力を供給します。
  4. 場内の主要管路は耐震性の高い溶接鋼管,伸縮可とう管などを使用しています。
  5. 中津原浄水場系統の配水幹線との連絡管を設け,相互融通できるようにしています。

緊急遮断弁(北配水池) 応急給水装置

※緊急遮断弁…配水量に異常を感知すると自動で閉止し,配水管の破損による水の流出を防ぎます。
※応急給水装置…地震などの災害で給水できなくなったとき,応急給水拠点となります。

水圧コントロールのできる浄水場

バルブ制御室 管理棟制御室

 千田浄水場は高台に位置することから浄水井を設けず,浄水処理した水を直接配水池へ自然流下または加圧ポンプで送っています。また,浄水場内に設置されている南配水池及び北配水池の水位は既存の千田配水池よりそれぞれ4m及び11m高く設定しています。これにより,南配水池及び北配水池の各給水区域内ほぼ全域で3階までの直結給水が可能となります。
 さらに,水圧コントロールによる漏水量の抑制など省エネルギー化に努めていきます。


水圧コントロール

千田浄水場バルブ系統図
  1. 水需要の多い昼間は,南配水池及び北配水池の給水区域にそれぞれ給水します。
  2. 水の使用量が減少する夜間は配水管の末端水圧が上昇することから,標高の高い北配水池の給水区域へも南配水池から給水します。
  3. さらに,南配水池の給水区域ではバルブ制御室の電動弁3台と電動減圧弁1台で自動コントロールを行い,圧力制御により漏水量を抑制します。

市民の憩いの場として

 南配水池上部の約10,000平方メートルの敷地を,運動公園として市民のみなさんが利用できるようにしています。水滴をイメージした芝生広場と運動場があり,広場の周囲には八重桜や市の花「ばら」を植樹し,憩いの場として整備しています。
(駐車場26台・身障者用トイレ・水飲み場を設置)

  千田浄水場運動公園の利用申込方法を見る

千田浄水場運動公園(運動場と憩いの広場)