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初任者141人にインタビュー!Part10
5月16日(木)
教育長: 美術の先生になって,思い描いていたイメージと実際はどうですか?
初任者: 実習に行く前のイメージ,実習に行った後のイメージ,
そして4月からのイメージは別物でした。
先生というのは,美術の楽しさを教えるものだと思っているのですが,
教壇に立って楽しさを伝えたいと思えば思うほど,
最近どんな準備をすればいいのだろうかとわからなくなってきています。
他の先生から,「引き出しを多くもっていた方がいい」と言われるけれど,
その引き出しはどんな引き出しなのかということがわからなくて…。
この間,アイディアスケッチを描くときに,順番をおって,こう考えて…
と教えたとき,生徒が退屈してしまっているなと感じました。
こう描きたいと思っている生徒がいるにもかかわらず,
「こう考えて描いて」と言ってしまったので,
多分それで面倒くさいなと思ったんだと思います。
そこの生徒の気持ちが読み取れなかったです。
教育長: 美術の教科として付ける力というのはあるんですけど,そこを付けようとしても
子どもが乗ってこない。もう少し子どもが学ぶとか考えるというところから見て
そこで分量や順番を変えてみる。やっていく中で説明が必要になったときは,
それを入れてみるということもいるんだと思います。
こちらが考えた段取り通りには,なかなか子どもは考えないですよね。
美術という教科は,他の教科と比べて自由度があります。
子どもそれぞれがもっている感覚とか思いの分量が,もう少しあると
いいのかもしれませんね。これからですよ。
先生が言われたように,子どもが興味を示さなかったというその感覚をもって
授業されることが大事だと思います。
神辺中 矢治教諭 |
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道上小 玉川教諭 |
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道上小 小林栄養教諭 |
神辺西中 北川教諭 |
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