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機器紹介(マンモグラフィ)

マンモグラフィ検査は、乳がんの代表的な画像診断法で、乳腺・乳房専用のX線検査です。触ってもわからないような早期の小さな乳がんだけでなく、しこりを作らない乳がんを白い影(腫瘤影)や非常に細かい石灰砂の影(微細石灰化)として見つけることができます。当院は、マンモグラフィ検診施設画像認定施設を取得しており、検診マンモグラフィ認定放射線技師5人(女性技師)による撮影を行っています。
2016年3月にフラットパネル搭載型デジタルマンモグラフィ装置を導入しました。従来の装置と比較して低線量での撮影で高画質が得られています。

マンモグラフィの写真

新しい装置の特徴としてトモシンセシス技術とPRIME機能が備わっています。
トモシンセシスとはこれまでのCC(正面撮影)、MLO(斜位撮影)の2D画像に加えて複数の角度から乳房を撮影し、得られた情報を再構成して断層像を得る技術です。
当院ではX線管を±25度の範囲で回転移動しながら25回撮影をおこない、データを収集します。また、2D撮影後圧迫板を外すことなく固定された状態でのトモシンセシスの撮影が同時に可能ですので、圧迫時の痛みも軽減されます。
日本人女性の乳房は高濃度乳腺が多く、従来の2D画像のみでは乳腺組織の重積像が認められますが、トモシンセシス画像を追加することによって繊維状乳腺組織の重なりが解消され、病変の特徴の把握や位置の把握が容易になります。
曝射回数が多いにもかかわらず被曝を抑えた撮影をおこなっています。

通常のマンモグラフィの画像とトモシンセシス画像の比較画像

PRIME機能とは高画質を維持したまま被ばくを最大30%低減できる技術であり、繰り返し検査を行う場合に有用です。
マンモトーム生検とは、マンモグラフィガイド下で行う乳房専用吸引式組織生検システムです。がんが乳管の中にとどまっている非浸潤がんという種類のがんはマンモグラフィでは白く粒状(石灰化)に写りますが、それだけでは、良性のカルシウムが単に沈着したものと区別がつきません。そこで、良悪性の鑑別にマンモトーム生検を行います。マンモトーム生検では、1回の穿刺で狙った病変部の組織だけを多数採取でき、切開生検に比べ傷口は4mm程度と小さく、縫合の必要もなく約1ヶ月で刺した場所は目立たなくなります。マンモトーム生検により、良性との判別が難しい非浸潤がんも、ほぼ確実な診断が可能になりました。装置の更新に伴い、検査時間が短縮され患者さんの負担も軽減されます。

マンモグラフィで白く粒状(石灰化)に映った乳がんの画像マンモトーム生検による良性悪性の判定のための画像

乳がんは早期で発見すれば治療成績は非常によく10年後の生存率は限りなく100%に近くなります。また早期であれば乳房温存療法が可能で、治療後もQOL(生活の質)を下げることなく暮らすことができます。早期発見できれば乳がんは決して怖い病気ではないのです。
マンモグラフィ検診は、視触診と併せて受けることが望まれます。


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