ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 ふくやま観光・魅力サイト > ≪地域おこし協力隊インタビュー企画≫地元の食材を地元で食べる暮らし
  • 福山のナンバーワン・オンリーワン
  • 地域おこし協力隊インタビュー企画
  • 福山市公式ホームページ

≪地域おこし協力隊インタビュー企画≫地元の食材を地元で食べる暮らし

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年1月31日更新

 今回は、関東から福山に移住し、箕島町でホウレンソウの栽培に取り組む農家の澤正郎さんに、地元の食材を地元で食べる暮らしについて伺いました。

人のベースになるものを作るカッコいい仕事

─福山に移住されたきっかけは何ですか?

 福山は妻の出身地で、妻の両親と暮らすために、4年前に移り住みました。私自身は静岡県の出身で、進学や就職で首都圏に住んでいたんです。いつかこちらに住むのも悪くないなと思っていましたが、思ったよりも早く来ることになりました。福山の印象は、意外と都会だなということ。住むのに不足はないと感じました。

 澤さん
▲箕島園芸組合 澤正郎さん

─ホウレンソウ農家になったきっかけは何ですか?

 関東にいた頃は、テレビ番組の制作の仕事に携わっていました。こちらで続けることも考えましたが、本格的にやれば家に帰れないほど忙しくなる仕事。家族と一緒に過ごすことを優先して考えた結果、違う仕事をして福山で働こうと思ったんです。前職で一次産業の取材をしていたこともあって、農業には興味がありました。人が生きる上でベースになる「食べ物」を作れる、カッコいい仕事だと思っていました。静岡では父が昔からよく野菜を作っていて、その様子を見ているのもおもしろかったんです。ひとり作業も嫌いではないので向いているかなと。1年間研修を行い、4月から就農しました。

─作業は一人でされているんですか?

 畑作業は一人でやっていますが、袋詰めや見た目を整える作業は、近所の人と一緒に自宅近くでやっています。現在耕作しているのは4反(※)ほど。「2倍くらい増やさないと農家としてはやっていけないぞ」と先輩たちに言われています。(※1反は300坪)

澤さん

新鮮な野菜は美味しい

 ─箕島のホウレンソウについて教えてください。

 箕島は砂地で葉物野菜に適した土地だと言われています。また、検査基準が高く、とてもきれいな状態で出荷していて、それが傷みにくさにつながっています。遠くから来た安い野菜を買っても2~3日で傷んでしまいますが、近くで作った新鮮な野菜は長持ちします。結果的にはお財布に優しいのではないかと思いますね。

─箕島のホウレンソウは福山市内で買えるのでしょうか?

 福山市内ではスーパーさんの仕入れ次第なので、あったりなかったりするのが現状です。「ふくやまSUN」ブランドマークが目印なので、見かけたらぜひ手に取ってみてください。福山市内の学校給食でも使われています。福山市の学校給食では地元の野菜を積極的に使う仕組みがあって、私も定期的に野菜を届けに行っていますよ。私は農家になって初めて、新鮮な野菜は美味しいという当たり前のことを知ったんです。せっかく近くで作っているので、福山の人にもっと食べていただきたいです。

ほうれん草
▲9月下旬~6月上旬が出荷時期。カロテンやビタミンC、鉄分を多く含む

─福山市は47万人規模の大きな街で、農業をされている方も多いですよね。

 福山市は近郊農業の可能性があるまちだと思います。それを意識して作っている方も多いです。広島市内の産直市に行くと、加熱用のトマトや西洋ネギなど、変わった野菜もあって楽しいんです。福山市内には、地元野菜が買える場所がまだ多くないので、チャンスがある場所だと思います。何かやりたい人にとっては可能性ややりがいがあるのではないでしょうか。

技術と想いを引き継いで、箕島を代表する農家に

 ─農業をやる上で大切にしていることはありますか?

 当たり前のことを当たり前にやることでしょうか。毎日少しずつやっていく仕事なので、労を惜しむと上手くいかないこともあります。近くに教えてくれる先輩方がいるのですが、先輩方のやり方にオリジナリティを出そうとすると失敗するということを学びました(笑)。苗の段階で「来年があるさ」なんて言われたり、笑っちゃうくらいそんなことがあります。

─ホウレンソウのおすすめの食べ方を教えてください。

 キッシュにすると、卵やホワイトソースととても合ってまろやかになり美味しいです。それから、常夜鍋。ホウレンソウと豚肉のしゃぶしゃぶで、からし醤油で食べるのが好きです。

 ─今後の目標を教えてください。

 箕島のホウレンソウのブランドは、この地域の農家さんたちが試行錯誤を繰り返して積み重ねてきた結果です。それをしっかり引き継いで、箕島を代表する農家を目指したいです。心強い先輩方もいるので、日々勉強になります。

─「地元の食材を地元で食べる暮らし」。澤さんのお話からまた一つ福山らしい暮らしのヒントが見えました。地元で作っている食材を食卓に取り入れることで、新鮮で美味しい食事がまちの元気の源になる。そんな循環があるまちでありたいと思いました。

お知らせ

 澤さんをはじめ、箕島の農家さんと常夜鍋を食べるイベントを企画中だそうです。詳細が決まり次第、福山市地域おこし協力隊のFacebookページでもお知らせいたします。