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《地域おこし協力隊インタビュー企画》まちに笑顔をつくる暮らし

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年5月31日更新

今回は、三之丸町でカフェとゲストハウスを運営する「FOREVER&COMPANY」の古賀大輔さんに、まちに笑顔をつくる暮らしについて伺いました。

なぜこの場所でこれを自分がやるのかという目的が明確になりました。

─今はどんなお仕事をされているのですか?

3年前にカフェ「FOREVER」と今年1月にゲストハウス「SETOUCHI. KNOT」をオープンし、運営しています。

古賀さん
▲株式会社FOREVER&COMPANYの古賀大輔さん

─ゲストハウスの構想はいつから?

3年後には違うことを始めていたいと、カフェを開いてからすぐに次のことを考えていたんです。国内外へ視察に行き、1年半ほどかけてイメージを作りました。工事は3ヶ月ほどで完成したのですが、その前に認可を取るまでが苦労しました。市の人に何度も相談させてもらいました。

─視察に行って印象的だったことは?

アメリカのポートランドに滞在したのですが、魅力的なまちは1日ではできなくて、活動や想いが何年も引き継がれてできるものなんだと実感しました。流行りに乗るのではなく、長くできることをしなくちゃなと。なぜこの場所でこれを自分がやるのかという目的が明確になりました。
 SETOUCHI.KNOT
▲ゲストハウス「SETOUCHI. KNOT」 

心豊かに暮らす人が増えれば、まちはよくなる

─その目的って何だったんですか?

僕は福山の生まれではありませんが、自分の子どもたちはここが故郷になります。その子たちが福山に対してポジティブでいられるようにしたいと。「他のまちに比べて何もない」とネガティブにまちを捉えるのではなく、自分が暮らすまちをポジティブに捉えられるようになるために、自分ができることは何だろうと考えてみました。そしたら、「美味しい」とか「楽しい」とか、心が豊かになることだろうなと思って。

─「心が豊かに」。

まちを良くしようとはあまり思っていなくて、心豊かに暮らせる人がたくさんいれば、まちは自ずと良くなると思うんです。だからそのために自分ができることをしたいなと。みんなに笑顔でいてほしいとシンプルに考えています。

ゲストハウス内
▲ドミトリーの壁には地元の写真家が各地で撮りためてきた写真が並ぶ

他人やまちではなく、自分の意識ならすぐ変えられる

─ゲストハウスを作ろうって思ってやったというよりも、自分がやりたいことを深く考えていったら、それがたまたまゲストハウスという形だったということなんですね。次の3年に向けて、もう次のことを考えていらっしゃるんですか?

今は「旅行」というテーマで動いています。秋頃から福山の日常を楽しむツアーを提供しようと、福山の資源を発掘中です。草戸稲荷に行ってみたり、人権平和資料館に行ってみたり。まず地元の良さを知ることから始めようと。東京で知人がやっているツアーを体験してきたところなんですよ。

─どんなツアーだったんですか?

外国人の方をメインターゲットに、まちを自転車でめぐる3~4時間のツアーです。まちの豆腐屋さんへ行ったり、お寺へ行ったり、紙工場を見学したり、酒蔵で日本酒を飲んだり、ものすごく日常なんだけど、ものすごく楽しかったんですよね。ストーリーを知ると、何でもないことが楽しく感じられるなと。

─外国人と自転車という切り口で、福山でも?

日本に来る外国人の方は、2~3週間休みを取っているんだそうです。有名な観光地はもちろん巡りますが、せいぜい1週間程度で、その他はゆっくり過ごしたいそうで。そういう方に向けたツアーにしたいんです。今、「インバウンド」と言われているからというよりも、外国の方が来ると、地元の人が「それなら私もやってみようかしら」と変わっていくんですよね。そうしてまちが変わってきたなとなればいいなと。

─ツアーも地元の人の“笑顔”につながるわけですね。

福山の良さって実はたくさんあるはず。時々、海外や他の地域へ行ってみることもいいと思います。地元の人が当事者意識を持って楽しく暮らせたらいいですよね。他人やまちをすぐに変えるのは難しくても、自分の意識はすぐ変えられますもんね。

福山のデニムで仕上げたソファ
▲ゲストハウス内には福山のデニムで仕上げたソファが。古賀さんが様々な専門性を持つ仲間たちと作りあげたアイデア溢れる内装も必見。

─「まちに笑顔をつくる暮らし」。古賀さんのお話から、また一つ福山らしい暮らしのヒントが見えました。ネットワーク科学の研究で、人の感情は別の人の感情に影響を与え、その効果は友人の友人の友人まであるということがわかっているそうです。自分自身が楽しく暮らすことで、その楽しいという感情がそこまで伝わっていくとしたら、まずは自分が心豊かに暮らしていくことから全ては始まるという気がしてなりません。