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《地域おこし協力隊インタビュー企画》動物と共に過ごす暮らし

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年7月31日更新

今回は、福山市で猫の愛護ボランティアグループとして活動する「ねこみみ福山」の池内さん、内海さん、山本さんの3人に、動物と共に過ごす暮らしについて伺いました。

猫と人が幸せに暮らすためにはじめた活動

 ─活動を始めたきっかけは?

3人とも事情がある猫を引き取って飼っていて、猫のために何かできることがあればと思って、保護猫の活動に関わったのがきっかけです。その時は、負傷した猫を保護して里親を探す活動をしていたのですが、もっと猫と人が幸せに暮らすために正しい知識を伝える活動をしたいと考えるようになり、3人で2015年に「ねこみみ福山」を立ち上げました。

ねこみみ福山の3人
▲ねこみみ福山の3人。左から池内さん、内海さん、山本さん。

─どんな活動をされているのですか?

猫の適正飼育を伝える啓蒙活動を中心に、野良猫の避妊手術をして元の居場所に返す「TNR(※)活動」や、野良猫を地域で世話する「地域猫」の活動、福山市動物愛護センターの子猫を預かり、ミルクをあげて、大きくなった猫の里親を募集する活動などです。地域猫というのは、TNRにも似ているのですが、元の居場所に戻す際に、地域の人たちの同意があって、地域のみんなで見守ってお世話をしていくというもので、福山市地域猫活動ボランティアとして登録し活動しています。

※TNR
野良猫を捕獲(Trap)し、不妊去勢手術(Neuter)を行い、元の場所に戻す(Return)活動。その印として耳先をさくらの花びらのようにV字カットする。

─保護ねこカフェをオープンしたのはいつですか?

2017年9月で、もうすぐ1年になります。福山市動物愛護センターで保護された猫を自宅で保護する活動をする中で、多頭飼育崩壊(※)の15匹の成猫を保護することになりました。しかし、自宅で保護するのも限界があるため、場所を探したいと話していたんです。すると、現在、カフェの店長をしているメンバーが開店を決意してくれました。

※多頭飼育崩壊
ペットの動物を多数飼育した飼い主が、無秩序な飼い方による異常繁殖の末、飼育不可能となる現象。カフェの様子
▲カフェでは小さい猫ともふれ合うことができる。

活動を通して広がるつながりに支えられて

 ─みなさん、お仕事をしながらこの活動を?

本業はみんな別にあるので、空いた時間で活動していて、カフェも店長含めボランティアで運営しています。ありがたいことに、様々な形で関わってくださる方が30名くらいいらっしゃいます。猫を預かってくれたり、活動資金捻出のためにフリーマーケットで販売する手芸品を作ってくれたり、作品を提供してくださったり。その人がその時にできる関わり方をしてくれています。

─活動をしてきて、印象的だったことはありますか?

里親になってくださった方と、その後も関わりがあることでしょうか。イベントに顔を出してくれたり、ものを寄付してくれたり、こんなに大きくなりましたと写真を送ってくれたり。カフェの猫達の名前を覚えてくださりご支援いただくこともあります。それが一番うれしいですね。あとは、これまで猫に関する困りごとに関して「なんとかしてください」と言われることが多かったのが、「自分は何をしたらいいですか」と言われるようになってきているように感じます。

─そうやって意識が変わるというのは、すごいことですね。

「相談できる場所があるのは助かる」と言ってもらうことがあります。福山市動物愛護センターや警察に連絡するのは少し迷いがあるという方にとっては、とりあえずねこみみ福山に聞けるというのは助かると。相談にはできるだけ支援するようにしていますが、ただ、私たちもボランティアでやっているので、「あなたが困っていることを、代わりに私たちが困るわけにはいかないんです」というようなことは、きちっとお伝えさせていただきます。カフェには成猫も
▲カフェには成猫も。「成猫でも人に慣れます。時間がかかる場合もありますが、性格がはっきりしているし、子猫ほどエネルギッシュではないので、飼いやすいんですよ」。カフェにいる猫達の名付け親のカラーが出ている名前を見るのも楽しい。

理想は、保護ねこカフェから保護ねこがいなくなること

 ─今後取り組んでいきたいことは何ですか?

理想はこういったカフェが必要なくなること。さまざまな事情を抱えた猫がいるということを多くの人に伝えていきたいです。それが一番やりたいことでもあります。今年は、子どもにも分かりやすく伝えるため、オリジナルの紙芝居を大学生と一緒に制作する企画をしているところなんです。保育所や小学校など、これから次の社会を担う世代に伝えていきたいですね。

─様々な関わり方ができるという点は、とても魅力的だなと思いました。

猫を飼わないとメンバーになれないのではないかと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。猫好きな友達がほしいとか、転勤したばかりで友達がほしいからと参加してくださる方もいます。また、カフェに遊びに来ていただくだけでも、保護猫カフェという場所があると伝えるだけでも、猫たちのためになります。カフェでは利用料をいただきますが、全て猫達の餌代や猫砂代、電気代などの固定費として使っています。カフェをご利用いただくだけでも、保護猫を支援していることになるんです。猫の飼い方について、アドバイスなどもできますので、そういった相談もどんどんしていただけたらと思います。

─動物と暮らす良さを教えてください。

動物と共に暮らしたり、ふれ合うことで癒され、気持ちが安定し優しくなれるのではないでしょうか。アニマルセラピーとして、精神的な癒しや認知症の人にも効果があると研究もされています。また、人間よりも小さくて寿命の短い生き物に対して、大切にしたいという気持ちを持ったり、人と同じように感情や性格を持っていることに気づいたりするのも、大切なことだと思います。動物にとって優しいまちは、人にとっても住みやすいまちかもしれませんね。

─「動物と共に過ごす暮らし」。3人のお話から、また一つ福山らしい暮らしのヒントが見えました。みなさんの周りにはどんな生き物がいますか?少し目を向けてみると、新たな発見があるかもしれませんね。

お知らせ

写真展「Family」
「保護ねこカフェにいる猫や、里親と暮らす猫の写真を展示します。

9月29日・30日 @リム7階ギャラリーA
10月1日~8日 @中央図書館ロビー

(ねこみみ福山)
ホームページ:http://www.ねこみみ.com/
Facebookページ:https://www.facebook.com/nekomimifukuyama/

(保護ねこCafe Familia)
Instagram:https://www.instagram.com/hogonekocafe_familia/
Facebookページ:https://www.facebook.com/catcafe.familia/