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≪インタビュー企画≫ばらで繋ぐ、福山のこころ。

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年4月30日更新

 戦後、今では想像もつかないような絶望のなか人々を支え、生きる糧となったもの。福山の場合、その一つがばらでした。思いやり、優しさ、そして、助け合いの心――。ばらを育てるように大切に育まれてきたその思いは、戦後70年が経とうとしている現在も福山に息づいています。今年で48回を迎える「福山ばら祭」は、その象徴と言えるのではないでしょうか。今回は福山祭委員会の藤永忍さんにお話を伺いました。

藤永忍さん 
▲福山祭委員会企画実行委員会 委員長 藤永忍さん

―福山と言えばばら。季節になると街中にばらが咲いていますもんね―

 空襲により荒廃した街に潤いを与え、人々の心に和らぎを取り戻そうとばらが植えられ、その想いを地域に広めようとはじまったのが「ばら祭」です。来年、市制施行100周年を迎えるとその翌年の2017年は、ばら祭も50周年。今年のテーマには「Next Action―伝えよう!福山のこころ―」を掲げました。福山の歴史の中から生まれた「思いやり、優しさ、助け合いの心」を表す「ローズマインド」を次世代に繋げ、市内外に広めていけたらと思っています。

ばら祭
▲福山ばら祭
 2015年は5月16日・17日に開催。

―思いやり、優しさ、助け合いの心。それが福山の皆さんが大切している「ローズマインド」なんですよね―

 はい。ばらを植え始めたのは地域の市民と行政の皆さんでした。福山を明るい街にしようと、福山市民から生まれ、自然と育まれてきたマインドなんです。

―ローズマインドが誕生したその歴史や背景って、本当に素敵ですよね―

 市民の皆さんが自らばらの苗を植えはじめたのと同様に、「ばら祭」も市民の皆さんの協力で成り立っているんです。ステージの運営も市民のボランティアの皆さんなんですよ。今年は1,500人以上のボランティアの皆さんが手伝ってくれる予定となっています。ここまで市民がボランティアとして参加する地域イベントってめずらしいと思います。

ボランティアの皆さん

―ローズマインドそのものですね―

 はい、ばら祭は多くの市民の皆さんで創られる、とてもステキなお祭りなんです。それが市民の誇りに繋がっていると思います。ばらが有名なまちってほかにもあると思いますが、福山がほかと違うところは、市民の皆さん自らがばらを育てるという自然発生的にはじまったアクションであるということ。また、ばらが一つのエリアだけでなく、街路はもちろん各家庭にもあふれるように咲いていて、市民ひとりひとりがばらを愛しているということなんです。

小学校の花壇でも生徒がばらを育てています
▲小学校の花壇でも生徒がばらを育てています

―そこが福山のばらの魅力でもあるし、福山市民の皆さんの魅力でもありますよね。すてきです。―

 ばら公園には5500本、緑町公園には5100本のばらが咲いていますが、市内全体で計93万本もの数になりました。種類だけでも350〜400もあるんです。(2015年3月末現在)

―すごい数と種類ですね―

 市制施行100周年となる来年までに100万本をめざしています。福山の場合、一輪で1本と数えるのではなく苗の数で数えるので、花の数だけで言ったら100万本はとうに超えているんですけどね。

 

ばら公園 
▲ばら公園(280種類5500本のばらが咲き誇る)

緑町公園 
▲緑町公園(330種類5100本のばらが咲き誇る)

―ばらが市民の皆さんのマインドを築き、福山の街をつくっていくわけですね―

 「ばら祭」では、ばらを使ってあらゆる発信をしていきたいと思っています。ばらを使ったお菓子もたくさんありますし、クッキーもアイスクリームもおいしいんですよ。福山祭委員会企画実行委員会にもばらグッズ部会という部会があり、ばらグッズも充実させています。

―ばらのアイスクリームをいただきました。ばらが贅沢に入っていて、とってもおいしかったです。

 「ばら祭」では、ばらグッズがほかにもたくさん販売されていて、ばらの数同様、ばらグッズも毎年増えているんです。また、「ばら祭」では、ローズパレードやステージ、大道芸など楽しんでいただくこともできますし、ばらの講習会やばらを使ったアーティフィシャルフラワーのワークショップなど参加・体験していただくこともできます。毎年一組限定のローズウェディングもありますし、市内の小・中学生を対象に募集した絵をバスにラッピングし、ばらバスとして走らせたりもするんです。

ローズウェディング
▲ローズウェディング

―催しが盛りだくさんですね。あとでサイトをチェックしなきゃhttp://fukuyama-matsuri.jp/bara/

 1/2成人式といって、20歳の半分、つまり10歳になる小学4年生が、10年後の自分宛てに手紙を書き、ポストに投函するという催しもあります。その年の企画実行委員会の担当者が責任をもって管理し、10年後の成人式に届けるんです。夢がありますよね。

―市外から観光に来られる方はもちろん、市民の皆さんが大人から子どもまでみんなで楽しめるお祭りなんですね。

 今年は、市内全域を市民がばらで繋ぐローズバトンリレーがあり、ばら祭でゴールを迎えます。未来の福山が、より魅力的なまちになるよう、ローズマインドを通じて“福山のこころ”を世界へ、次の世代へ、届けたいと思っています。ばら好きの方はもちろん、ぜひ、多くの方にいらしていただきたいですね。