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世代を超えて楽しめるスケートボードの魅力 STUSH オーナー 土肥伸行さん

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土肥 伸行(とひ のぶゆき)さん

土肥さんの写真

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スケートボードの有識者の一人として公共の専用パーク開設に携わる

土肥さんの写真​​

スケートボードやスノーボードといったボードスポーツ用品の専門店『STUSH』(福山市引野町)。オーナーの土肥伸行さんは、店員として同店に勤めていた頃から15年以上、地元である福山市のボードスポーツシーンを盛り上げている一人です。

2020年(令和2年)、芦田川河川敷の『芦田川かわまち広場』に、広島県内最大級のスケートボード専用パークが開設されました。市と国交省の連携により生まれた、全国的にも珍しいスケートボードパークです。市や市民団体などで構成される「あしだがわ利活用推進委員会」の「芦活部」にも所属する土肥さんは、スケートボード文化の有識者の一人として、行政にパークの必要性や構成を提言するなど、仲間とともに開設に尽力してきました。

 

世代を超えて楽しめるのがスケートボードの魅力

土肥さんの写真

20歳頃から約25年間、スノーボードに親しんできた土肥さん。30代半ばからオフシーズンのトレーニングとしてスケートボードを始め、20代の「若き先輩」たちから技術などを教わったといいます。「子どもからトッププロの選手まで、年齢や経験年数に関係なく、同じ場所で互いを尊重しながら遊べる。これはスケボーがアンダーグラウンドから始まった文化だからこその魅力だと思います」。

インターネットで情報が得られるために、上級者が初心者にマナーやルールを直接教える機会が減っている昨今。「滑る前に小さな子どもや他のプレイヤーが近くにいないか確認する、公道では滑らないなど、マナーの向上にむけて店やパークで対話しながら地道に啓発していけたら」と土肥さんは話します。

 

若者が放課後にも立ち寄れるスケボーパークを増やしたい

土肥さんの写真​​

東京2020オリンピックでの日本人選手らの活躍と『芦田川かわまち広場』のパーク開設をきっかけに、福山市でもスケートボードを始める子どもが増えているそうです。

「けれど、市内にはまだまだスケボー専用パークが少ないので、禁止されている場所での迷惑行為もあると聞いています。小規模でもいいので学生たちが放課後に立ち寄れるような場所を増やすために、今後も取り組んでいきたい」と土肥さん。その第一歩として『STUSH』店内に、誰でもスケートボードができる施設をオープンしました。

『芦田川かわまち広場』にも今春、初心者向けのパークが増設されます。土肥さんたちスケートボード関係者の活動を通して福山が「スケボーのまち」として発展し、いつか福山から世界で活躍する選手が生まれる…。そんな未来も遠くないのかもしれません。

 

2022年(令和4年)12月取材

芦田川かわまち広場についてはこちら