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第6回「ふくやまピース・ラボ」が開催されました!~「福山空襲と戦時下の暮らし」~

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年7月8日更新

第6回「ふくやまピース・ラボ」が開催されました!

  被爆・福山空襲70周年の記念事業として,“平和について学び,考え,広く発信していこう” と市内の中・高・大学・専門学校生を対象に募集した『ふくやまピース・ラボ』の第6回講座が開催されました。

 

  開 催 日 : 2015年(平成27年)7月5日(日曜日)10時00分から12時00分  

  場    所 : 福山市人権平和資料館

  内    容 : 講義 「福山空襲と戦時下の暮らし」

  講    師 : 前福山市人権平和資料館 副館長 北村剛志 さん

(1)はじめに ~過ちの歴史を繰り返さないために~

  ・1931年の満州事変から始まった15年に及ぶ戦争をどうして続けたのだろう。

   それは,やってはいけない戦争だった,そこから考えていこう。

講義風景1

(2)お持ち帰り資料「福山空襲」

(3)空襲の目標となった市街地

 ・1940年(昭和15年)の国勢調査の資料をアメリカは入手していた。軍需工場などのデータから,空襲の順番が決められていった(福山は89番目)。

(4)空襲予告ビラ(伝単)

 ・表向きは,市民を狙ってはいない,軍の施設や軍需工場を攻撃するという趣旨だが,人間は,戦争下でも人を殺すということにはためらいや罪の意識がともなう。したがって,予告しておいて逃げないのであれば,やむなく攻撃したという理屈(精神的な支え)がアメリカ兵の救いとなることを考えたのではないか。

 ・伝単を拾った人は,これはデマだ,持っていてはいけないという気持ちから,自主的に官憲に届けた。だから,実物を見ていない人にも,「日本よい国 神の国。七月八月 灰の国」と書かれてあったという噂が広まった。

講義風景2

↑ 空襲予告ビラ(伝単)の写真

(5)戦時体制下の生活

 ・防火訓練(バケツリレー)や竹やり訓練をしていた。実際にはそんなもので火を消せないし,戦いにもならない。しかし,訓練をして統制をかけて,国民の不安や戦争への不満が高まるのを抑える必要があった。

 ・米の生産量は,戦争末期にはどんどん減っていった。若い男は兵隊にとられ,農業をしているのは老人や女性ばかりとなったから。結果,中学生や女学生を田植えや稲刈りに動員していた。

 ・また,何万人という兵士が戦場へ送られた。食料はどうするのか。船は途中で攻撃され,食料を送ることができない。したがって,「現地調達」(略奪)ということになる。兵士は戦闘で死んだものばかりではない。多くが餓死した。

(6)福山空襲の実相

 ・福山は,芦田川と福山港の入り江の2本の川があり,進入路がわかりやすかった。

 ・爆弾を投下するのに,目標を見てからでは遅い。走島あたりから爆撃スイッチを押さないと目標に当たらない。焼夷弾が落ちた場所(火災)が,本庄の陸軍射撃場や深津の練兵場あたりに散らばっている。ほかにも飛び火したところがある。このため,スパイが灯りを漏らしたというようなデマが広がったが,レーダーで目標設定をしており,4,000メートル上空から灯りを見つけて攻撃するというようなことは考えられない。また,周辺部から爆弾を落とし火災を起こして,中心部に向かったという話もあるが,正確には,あちこちから火の手が上がったということが正しい。戦争下では,このようなデマが多く作られた。真実を知らないと,人を差別することにつながる。

スクリーン

(7)空襲の被害

(8)空襲直後の福山市

(9)復興へのあゆみ

(10)平和への願い

「六二三 八六八九八一五 五三につなげ我は今生く」(天声人語から)

この意味は?6月23日,沖縄慰霊の日,…5月3日,憲法記念日

 ・中国人も韓国人も市民は戦争を望んでいない。戦争の抑止力は軍事ではない。外国との友好関係を築いていかないと日本は成り立たない。

◆受講者の感想

 ・写真やデータを示しながらの説明だったので,今まで学んだ福山空襲のことが整理できました。

 

◆今回のまとめ

 ・「ピース・ラボ」メンバーが色紙に書いた平和へのメッセージを8月8日の会場に展示する。

 ・「ピース・ラボ」のキャラクター募集に5点の応募がある。8月8日の会場で来場者に投票してもらったらどうか。

 

 【次回のピース・ラボ】

 日     時 : 7月26日(日曜日)10時00分~12時00分

 場     所 : 福山市人権平和資料館

 内     容 : グループワーク(私たちにできること)