本文
良識ある救急車の利用をお願いします。
救急車の適正利用で,救える命を守ろう
2022年中の福山地区消防組合管内の救急出場件数は24,371件で前年の
21,401件に比べて2,970件(約13.9%)増加し,過去最高値となりました。
新型コロナウイルス感染症の影響もあり,救急医療の現場はひっ迫した状態が続いています。救急車の出動が重複すると,現場到着時間や病院到着時間に遅れがでます。
救急車を呼んでから現場に到着するまでの時間が,どのくらいかかるか皆さんご存知でしょうか。
2021年中の全国平均で,9分24秒です。5年前に比べて約1分も到着が遅くなっています。
緊急性が無い救急要請が増えると,遠くの消防署から救急車が出動することになり,
現場への到着時間が遅れ,助かる命が助からなくなるおそれがあります。
症状に緊急性が無く,自力で病院を受診できる場合は,救急車以外の交通機関を御利用いただくようお願いします。
ただし,傷病者の様子や事故の状況から,急いで病院へ連れて行ったほうが良いと判断した場合は,
迷わず119番通報をしてください。
救急車や病院などの医療資源には限りがあります。
救急車の適正利用について,皆さんの御理解をお願いします。
こんなときにはすぐに119番を!
・ 意識がない ・ やけどの範囲が広い
・ 呼吸,脈拍が感じられない ・ 頭を打ち,意識がおかしい
・ 呼吸が困難である ・ 骨が折れているようだ
・ 顔色が悪く冷や汗をかいている ・ けいれんが続いている
・ 激しい胸痛,頭痛,腹痛がする
などは119番通報をしてください。
詳しくは下をクリックしてください。
⇊ クリック
こんな症状のときは?
・ 風邪をひいた ・ 寒気がする
・ 微熱がある ・ 足をひねった
・ 腰が痛む ・ 軽い手や指の傷
などはかかりつけの病院へ連絡するか近くの医療機関へ
誤った利用
・ 自家用車がない ・ タクシーだとお金がかかる
・ 早く診察してくれる ・ 自分で病院を探すのが面倒だから
・ 入院の日だから
など
「Q助」 全国版救急受診アプリ
ご自身の症状について,緊急度判定が出来るようになりました。
急な病気やけがをしたとき,該当する症状を画面上で選択していくと,
緊急度に応じた必要な対応「緊急ではありませんが医療機関を受診しましょう」
などが表示されます。その後,119番通報,医療機関の検索や,
受診手段の検索「全国タクシーガイド」を行うことができるようになっています。
↓クリック
救急医療Net Hiroshima
救急医療Net Hiroshimaでは,近くの医療機関や,休日・夜間診療所を調べることができます。
⇊ クリック