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備後絣(びんごがすり)

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年3月3日更新

備後絣

備後絣は伊予絣,久留米絣と並ぶ日本三大絣のひとつであり,昭和30年代には年間300万反も生産され全国一の絣の生産量を誇っていました。
江戸時代末期,現在の福山市芦田町に住んでいた富田久三郎氏が麦藁屋根の押し鉾竹がすすで汚れて白と黒とに染っていることにヒントを得てつくった絣織物が発祥とされ,井桁模様が特徴です。
明治初期に品質改良が進み,美しさ、珍しさが人々の注目を浴び,「備後絣」の名称で全国に広がりました。 
現在も,絣の単純素朴な色彩、デザインは常に新しい息吹きを感じさせ、和服、洋服だけでなく小物などにも利用されています。
職人は「絣はアート。ドットが雪であり,田んぼであり,星でもある。藍色も日本独特で,微量の黄と緑と黒が入っている。鞆の浦で着物を着て歩いてほしいですね」と語ってくれました。