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深安郡山野村役場文書(ふかやすぐんやまのむらやくばもんじょ)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月31日更新

県指定重要文化財 平成25年(2013年)1月24日指定 

 山野村(現在の福山市山野町)が近代の自治体として存続した期間に,山野村で作成及び収受された行政文書を中心とする文書群。役場の各担当が作成した簿冊,国の法令,県・郡の布達類からなり,その前後にあたる近世の庄屋文書及び加茂町山野支所の行政文書なども含む。
 明治維新及び第二次世界大戦という二つの大きな社会変革期を含む自治体文書がまとまって伝来している例は,全国的に見ても極めて希少である。また,役場のすべての職掌で作成された行政文書が連続して伝来しているため,役場の行政事務の変遷,村の現状と課題,国や県とのやり取り,村民の生活など,村と村民の具体像についてどの時期を取っても多面的に明らかにできるとともに,一つの村を対象に,それらの変遷を解明できるといった学術資料として高い価値を有する。さらに,大正期という早い時期から行なわれた地元の方々による文書保存活動は,地域住民による資料保存活動の先駆けであり,貴重な例として顕彰することができる。

所 在 地山野町 山野郷土資料保存会
広島市中区 広島県立文書館(寄託)
員    数8071点
構造・年代元禄13年(1700年)~昭和50年(1975年)

深安郡山野村役場文書