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石層塔残欠(せきそうとうざんけつ)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月31日更新

市指定重要文化財 昭和35年(1960年)3月31日指定

 明王院書院の庭に置かれ,現在は初重軸部と四層の屋根の上層に軸部を造り出した4石,計5石を残すのみである。
 石質は凝灰岩で現存の屋根の逓減率から推察すると,この塔はもと十三重の高塔で,現在残存しているのは初重・二層・三層と十一か十二層と考えられる。なお現在上部に半円状と球形の凝灰岩が載せられているが,これは他のものが混入したものと思われる。
 屋根は重厚でしかも勾配はゆるく軒反【そ】りは真反【しんぞ】りに近く穏やかで,軒口は垂直に切られるなど全体として非常に古式で平安時代にさかのぼるのではないかと考えられる。

所 在 地草戸町 明王院
員    数1基
構造・年代平安時代 
規模・法量総高1.45m

石層塔残欠