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姫谷焼窯跡(ひめたにやきかまあと)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月31日更新

県指定史跡 昭和12年(1937年)5月28日指定

昭和54年(1979年)10月26日追加指定

 加茂平野から約7km北上した国道182号線ぞいの山中に位置し,標高400m前後の丘陵と丘陵にはさまれた谷部に形成された江戸時代の磁器焼成窯跡である。姫谷は九谷,伊万里とともに日本の初期色絵磁器の一つで,市右衛門によって開かれたと伝えられる。
 昭和52・53年(1977・78年)の発掘調査により,西に張り出す斜面を利用して築かれた窯跡2基が上下重なった形で確認された。いずれも階段状連房式登窯である。1号窯は全長12.8mの半地下式の窯で5房の焼成室を連ね,2号窯は全長16.8mの地上式の窯で6房の焼成室(一時期7房)を連ねる。両窯の年代差はほとんどなく,江戸時代前期末から中期前半の操業期間と考えられているが両窯とも操業期間は短い。

所 在 地加茂町大字百谷
構造・年代江戸時代前期末から中期前半

姫谷焼窯跡