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松本古墳(まつもとこふん)

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年11月30日更新

県指定史跡 昭和24年(1949年)8月12日指定
            令和元年(2019年)10月21日追加指定
令和5年(2023年)6月12日追加指定

 松永湾を望む南北にのびる緩やかな丘陵の先端部に構築された古墳である。
 従来は方墳あるいは帆立貝式古墳とされていたが,2014年度(平成26年度)から2020年度(令和2年度)にかけて行われた調査の結果,北側に円弧状の周溝がめぐる円墳で,南西部に造出状の突出部を持つことが明らかになった。墳丘の直径は約65m,墳丘斜面には葺石が敷かれ,周辺には埴輪がめぐらされている。
 内部主体は墳頂部南寄りに板状の石が散在しており,箱式石棺あるいは竪穴式石室と考えられる。
 出土した埴輪の型式などから5世紀中頃に構築された可能性が高い。
 松永湾岸に立地する古墳としてもっとも古く位置付けることができるとともに,その姿を現在にとどめる貴重な古墳である。

所 在 地 神村町
構造・年代 5世紀中頃

松本古墳