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備後安国寺(びんごあんこくじ)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月31日更新

県指定史跡 昭和30年(1955年)1月31日指定

 安国寺は,夢窓国師の勧告により足利尊氏・直義兄弟が,元弘以来の戦没者の冥福を祈って国ごとに建立した寺で,備後安国寺は暦応2年(1339年)に愚谷和尚が創建し,法燈国師を推して開山したと伝えられている。一時衰退したが,慶長4年(1599年)に毛利輝元を大檀越として,安国寺恵瓊によって再興された。以来鞆の浦三分の一を寺領とし再び寺は栄えたといわれている。
 昭和8年(1933年)の釈迦堂修理の時,現状基礎よりも50cm下層に旧基礎が検出されており,安国寺の前身建物に関わるものと考えられている。
 大正9年(1920年)本堂は焼失したが,現在境内には釈迦堂(重文),枯山水の庭園,ソテツ(県天記)が所在し,当時の繁栄を物語っている。

所 在 地鞆町 安国寺
構造・年代暦応2年(1339年)

安国寺釈迦堂