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馬取遺跡(うまとりいせき) 

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月31日更新

県指定史跡 昭和34年(1959年)1月29日指定

 松永湾東岸に位置し,龍王山から南西にのびる丘陵の先端部のやや平らな台地上にある。
 この遺跡は貝塚を中心とする縄文時代の遺跡で,台地の北北西の傾斜面に所在していた馬取西貝塚,南々東の台地の上端に存在している馬取東貝塚,両者を結ぶ遺物包含層で構成される。現在は馬取東貝塚の一部のみ遺存し,覆屋を設け保存されている。
 出土した縄文土器は,縄文時代早期から晩期におよぶものであり,この地域の土器編年に好資料を提供した。その他,石器(石鏃,石錘,石匙など),自然遺物(ハマグリ,ハイガイなどの貝類,イノシシ,シカなどの獣骨類)などが出土している。
 また包含層上層において,須恵器,土師器,師楽式製塩土器が出土しており,長期間生活の場となっていたことがうかがえる。

所 在 地柳津町字馬取
構造・年代縄文時代

馬取遺跡