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今津本陣跡(いまづほんじんあと)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月31日更新

市指定史跡 昭和53年(1978年)9月25日指定

 幕藩体制の確立とともに全国的な公道整備が行われた。福山地方においても旧山陽道を南よりの道にかえた西国街道や石州街道の整備がなされた。それにともなう宿駅の整備として,水野領内では西国街道に東から高屋宿,神辺宿,今津宿,石州街道に福山を起点として府中市宿,上下宿の5ヶ所が設けられた。
 その中の今津宿に設けられた本陣は,備後領内としては神辺と共にただ2ヶ所の本陣跡である。設置時期は今津宿が設けられた慶長7年(1602年)頃といわれ,代々庄屋職をつとめた河本家によって世襲された。幕末には,戸数300戸以上,商家軒を連ねて一筋町をなし,駅馬5頭を備えて,本陣を中心に大へんにぎわった。
 明治4年(1871年),百姓一揆の際焼き討ちにあい主要建造物は焼失したが,表門,塀などは旧規をとどめ,当時の面影を残している。

所 在 地今津町字町
構造・年代慶長7年(1602年)頃

今津本陣跡