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仙酔島の海食洞(せんすいじまのかいしょくどう)
印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月31日更新
県指定天然記念物 昭和41年(1966年)9月27日指定
海食洞は波浪の浸食作用によってできたもので,岩石海岸では普通みられる地形である。
仙酔島の海食洞は,現在大小あわせ約200個に達し,その中のいくつかは洞門を形成している。この島の海食洞の多くは現海面最高潮位より2m~3m高い位置に見られる。このことは,有史以前にこれらの海食洞が形成され,その後の海退により水位が低下したか,地盤が隆起したことによるものと考えられ,地球の一変動過程を示す証拠として貴重なものである。
所 在 地 | 鞆町後地 |