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磐台寺観音堂(ばんだいじかんのんどう)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月31日更新

国指定重要文化財 昭和31年(1956年)6月28日指定

 この観音堂は元亀年間(1570~1573年)に毛利輝元により建てられたと伝えられ,自然と調和して見事な景観をつくりあげている。禅宗伽藍には珍しい和様の建物で外部は丹塗で内部格天井には藤井松林(1824~1894年)などにより極彩色の百花図が描かれている。この御堂の当初平面は正四角形であるが,寛文年間(1661~1673年)に堂後方の奥行一間を付け足したという。しかし,主要部は建立時の姿を残しており,組物など細部手法は室町時代最末期の様式をよくあらわしている。海に面した岩頭上にあり強風をうけるこの観音堂は,岩と建物基部を強固に固定し,建坪を岩上いっぱいにとり,縁を軒より張り出させ,寄棟造の屋根をかぶせた美しい建物である。

所 在 地沼隈町 磐台寺
員    数1棟
構造・年代背面一間通り庇 寄棟造 
元亀年間(1570~1573年間)
規模・法量桁行三間 梁間二間

磐台寺観音堂