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能登原(のとはら)とんど

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月31日更新

市指定無形民俗文化財 平成8年(1996年)1月23日指定

 当日は午前中に地区を練り歩き,午後には6基の「とんど」が一箇所に集まり,出来ばえを比べた後,ぶつけ合いが始まる。6基が寒風に揺れながらグランドで勢を競うさまは圧巻である。
 その後「とんど」は各地区に持ち帰られ,無病息災・家内安全を願いながら地域住民の手で焼き払われる。この時,注連縄や古いお札,書初め等も焼かれる。また,この火で真っ黒に焼いた餅を食べると胃腸が強くなり,風邪もひかなくなると伝えられている。このような練り歩く飾りとんどは現在では唯一である。(福山城下では昭和36年(1961年)に,鞆地区では明治時代はじめ頃姿を消している。)福山城下で行われていた古来の練り歩きとんどの様式を伝え,上部の飾りが地域の人々の願いを形にしている点も注目される。 能登原地域で,毎年1月の第2日曜日(かつては旧暦1月14日)に行われる伝統的な「とんど」行事で,10メートル近い藁飾りの「とんど」をきらびやかに飾りつけて地域を練り歩く正月の風物詩として知られている。この「とんど」は,本谷,下組,立河内,鞆路,白浜,桜の六地区でつくられる。竹,黒松,藤蔓,稲藁,紙,杉の枝などの材料を使ってやぐらを組み,その上部には弓と矢を模した飾りを付け,注連縄と干支の額が飾られる。

所 在 地沼隈町
構造・年代江戸時代~ 
公開状況毎年1月第2日曜日に能登原小学校で行なわれます。

能登原とんど