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友定(ともさだ)のナツメ

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月31日更新

市指定天然記念物 昭和62年(1987年)10月20日指定

 ナツメ(クロウメモドキ科)は中国北部原産の落葉高木で,高さは10mにもなる。古く日本に持ち込まれ,実を食べるため庭に植えられる。樹皮は灰黒色で縦にはげ,若枝には時に刺がある。
 「友定のナツメ」は民家の庭にあり,胸高周囲1.9m,樹高約8.0mである。5~6本の主な枝からは小枝が数多く分岐し伸びているが,幹の下部に空洞が生じている。
 ナツメの巨樹・老木には,広島県大崎上島町の「中野のナツメ」(旧大崎町天然記念物,幹周り1.25m,樹高不詳),岡山県笠岡市篠坂の「篠坂のナツメ」(目通り周囲1.6m,樹高8.8m)などがある。「友定のナツメ」は古木になり,樹勢に衰えが感じられるが,巨樹・老木としての文化財的価値は現在もなお高い。

所 在 地神辺町三谷 個人所有

友定のナツメ