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明王院書院(みょうおういんしょいん)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月31日更新

県指定重要文化財 昭和37年(1962年)3月29日指定

 小屋組は古式で手法も古く,1間毎に柱を建てた書院形式初期の技法をとる江戸時代初期の建築である。
 建物の平面を田の字に配し,四周を広縁と廊下で取り囲んでいる。南側に15畳,続いて10畳の間をとり,北側に12畳と8畳の間が並んでいる。特に北側の8畳は貴賓の間で床,棚,付【つけ】書院を備え,12畳にも付書院が設けられている。その部屋は明暦2年(1656年)徳川家光の位牌堂に転用されていたが,昭和38年(1963年)解体修理時に旧規に復されている。
 また,玄関は式台に上り段を設けたもので,屋根は向唐破風【むかいからはふう】である。花鳥を描いた襖絵も狩野派のすぐれた作品である。

所 在 地草戸町 明王院
員    数1棟
構造・年代入母屋造,本瓦葺,唐破風の玄関付設
江戸時代初期
規模・法量桁行13.5m,梁間12.7m

明王院書院