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明王院五重塔(みょうおういんごじゅうのとう)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月31日更新

国宝 昭和28年(1953年)3月31日指定

 この塔は貞和4年(1348年)住持頼秀のとき,一文勧進の小資を積んで造られたものである(伏鉢の銘)。和様の形態をよく整え,手法も雄大で南北朝時代を代表する建築で,全国屈指の古さを誇っている。
 内部は精麗な壁画と文様があり,特に四方の壁画に描かれた真言八祖行状図,四天柱の金剛界三十七尊,長押【なげし】・天井などには唐草文・花鳥・飛天などが描かれ,当初の彩色をこれほどよく残した塔は他に類例がなく注目されている。なお,表に五大虚空蔵菩薩,裏に兜率【とそつ】浄土を描いた仏壇の来迎図は,明治年間皇室に移され,現在東京国立博物館に保管されている。

所 在 地草戸町 明王院
員    数1基
構造・年代五重塔婆,本瓦葺
貞和4年(1348年)
規模・法量方三間(4.363m),高さ29.14m

明王院全景