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紙本著色十一面観音像千仏図( しほんちゃくしょくじゅういちめんかんのんぞうせんぶつず)

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年12月1日更新

市指定重要文化財 平成5年(1993年)12月24日指定

 上下二段に舟形光背を負い金色の十一面観音像を千躯描いている。十一面観音像が立つ蓮華座は緑色である。各像とも一躯一躯丁寧に描かれている。
 巻末の奥書には,元禄6年(1693年)10月に,福山4代藩主水野勝種が武運長久・子孫繁栄を祈願して奉納したものであることが書かれている。
 本堂脇陣に木造十一面観音立像の小像が千躯祀ってあり,おそらくこの巻子と彫刻がほぼ同時期に奉納されたのであろう。この巻子と彫刻は当時の歴史を考える点で貴重な資料であり,歴史資料としての価値が高い。江戸時代の作。

所 在 地 草戸町 明王院
員    数 1巻
構造・年代 巻子仕立て
元禄6年(1693年) 
規模・法量 紙本著色 縦35.7センチ,横93.5センチの紙が数十枚にわたって連なる 

紙本著色十一面観音像千仏図