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石造地蔵菩薩坐像(せきぞうじぞうぼさつざぞう)
印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月31日更新
重要美術品 昭和17年(1942年)12月16日指定
安国寺釈迦堂前の地蔵堂にあり,舟形光背を背負う丸彫りの石像が蓮華座にのっている。
石材は花崗岩で,総高219センチ,像高120センチ,光背裏面に沙弥【しゃみ】円乗・比丘尼妙蓮【びくにみょうれん】の逆修【ぎゃくしゅ】のために造立したことと,「元徳二年庚午卯月廿三日 願主 藤原貞氏」の銘がある。
像の彫成は簡素古拙で,全体として硬直の感はあるが,鎌倉時代の石仏としての風格を備えた優作である。
所 在 地 | 鞆町 安国寺 | |
員 数 | 1躯 | |
構造・年代 | 寄木造 | |
元徳2年(1330年) | ||
規模・法量 | 総高219センチ,像高120センチ |