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木造釈迦如来坐像ならびに脇侍二菩薩の獅子座および白象座(もくぞうしゃかにょらいざぞうならびにわきじにぼさつのししざおよびはくぞうざ)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月31日更新

県指定重要文化財 昭和47年(1972年)4月24日指定   

 本尊は寄木造,木眼で白毫は水晶。法衣を通肩【つうけん】にかけ,手は説法印を結び,手の指間に弁網を張り,結跏趺坐【けっかふざ】して装飾蓮座に坐している。
 文殊菩薩は獅子座に,普賢菩薩は白象座に乗り,二菩薩は後補であるが,獅子および白象の二台座は本尊と同時代と思われる。釈迦三尊の形を残すものとして県内でも珍しいものである。
 なおこの仏像は,城山の地常興寺にあったものを,福山初代藩主水野勝成が福山城築城に際し,この寺に移したものと伝えられる。室町時代中期の作。

所 在 地北吉津町 胎蔵寺
員    数3躯
構造・年代寄木造 
室町時代中期 
規模・法量本尊:像高86センチ,膝張り76センチ
文殊菩薩の獅子座:高さ93.5センチ,長さ101センチ
普賢菩薩の白象座:高さ66センチ,長さ132センチ