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木造制た迦・矜羯羅童子立像(もくぞうせいたか・こんがらどうじりゅうぞう)

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年12月1日更新

市指定重要文化財 平成5年(1993年)12月24日指定

 制た迦童子(1)は,目には玉眼を嵌め,肉身は朱彩とし,両肩に纏う天衣・裳には,群青・緑青・朱・白・金色などを用いて菊花文・羯磨【かつま】文・龍などを緻密で色鮮やかにあらわす。小像ではあるが,彫技の巧みさに優れ,力強さが感じられる。
 制た迦童子(2)は,目には玉眼を嵌め,肉身は朱彩とし,天衣・裳には制た迦童子(1)と同様に色鮮やかに唐草文・獅子・龍などをあらわす。
 矜羯羅童子(1)は,目には玉眼を嵌め,肉身は白色を施し,天衣・裳には色鮮やかに唐草文・輪宝文・獅子などをあらわす。虚ろで愛念の相を巧みに表現した優作である。
 矜羯羅童子(2)は,目には玉眼を嵌め,肉身は白色を施し,天衣・裳には色鮮やかに唐草文・迦陵頻伽【かりょうびんが】などをあらわす。彩色技法にも優れた点が認められる。4躯とも江戸時代初期の作。 

所 在 地 草戸町 明王院
員    数 4躯
構造・年代 寄木造 
江戸時代初期
規模・法量 制た迦童子:(1)像高53センチ,(2)像高66.5センチ
矜羯羅童子:(1)像高51.5センチ,(2)像高66.7センチ