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谷焼色絵皿(ひめたにやきいろえざら)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月31日更新

県指定重要文化財 昭和46年(1971年)4月30日指定

 姫谷焼は,江戸時代前期末~中期初頭にかけて陶工市右衛門によって短期間焼かれたと伝えられる日本の初期色絵磁器の一つである。
 色絵紅葉文中皿は五枚一組で,口径15.3センチ,高さ2.1センチを測る。平縁口縁の中皿で全体に薄造りである。外面は底部に染付の円圏を,高台側部に2本,胴脇に1本の染付線を描いているが,これらの染付には更に赤絵が上絵付されている。内側には紅葉の一枝が描かれているが,木枝のみ淡く青黒色の染付で描き,紅葉は赤色,緑色,黄緑色の三色を主とし,12葉を描いている。
 色絵飛雁山水図中皿は1枚で,口径17.5センチ,高さ2.6センチを測る。平縁口縁の中皿でやや凹状の平縁である。外面は無文で2ヶ所緑色の上絵付着がみられるのみである。内側には飛雁山水図が描かれており,山水,飛雁は染付で描き,草葉の部分を黄色,緑色で家の屋根を黄色で上絵付している。飛雲は5ヶ所赤絵で描かれている。
 これらはいずれも磁胎は薄造りで,瀟洒【しょうしゃ】な作りとし,絵がらは余白の多い簡素な構図をきわめて単調な筆致で描き,工芸品としても優れ,姫谷焼の伝世資料として貴重なものである。
 なお姫谷焼窯跡(県史跡)から,これと同様の染付部分の破片が出土している。 

所 在 地加茂町 個人蔵
員    数6枚
構造・年代江戸時代前期末~中期初頭

姫谷焼絵皿(色絵紅葉文小皿)