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岡本家文書(おかもとけもんじょ)
印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月31日更新
市指定重要文化財 昭和57年(1982年)3月11日指定
江戸時代初期,木之庄村の大庄屋に任命され,その後文政年間に至るまで,代々村役人として村政全般に関与した岡本家に伝わる文書である。
この文書・記録は近世初期,福山藩成立時点から,木之庄村の農民が特に「御譜代百姓」として格付され,政治・経済・祭祀などあらゆる面で城下町の影響を受けていく歴史的過程や村の存在形態及び農民の生活などを知るうえで貴重なものである。
また,この文書・記録には木之庄村の新涯造成にともない各地より農民が入植,農業神として八幡社を勧請し形成した宮座に関するものが多く含まれており,近世初期の宮座の成立過程とその変遷,宮座と村政の関わりを知るうえで数少ない貴重な史料である。
文書の内訳は次の通り。
・支配・土地・租税・検地帳に関するもの 237点
・福山町政・村政に関するもの 155点
・社寺・宮座に関するもの 195点
・その他 90点
所 在 地 | 木之庄町 個人蔵 | |
員 数 | 677点 | |
構造・年代 | 近世初期 |