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常国寺文書(じょうこくじもんじょ)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月31日更新

市指定重要文化財 昭和39年(1964年)3月31日指定

 常国寺は文明年間(1469~1486年)日蓮宗に帰依した一乗山城主渡辺越中守兼が日親上人を開基として山田荘(現熊野町)に建立した寺である。また天正四年(1576年)に将軍足利義昭が鞆に流寓した際は,渡辺四郎左衛門景が警固と接待役を務め,当寺にも滞在したと伝えられる。
 真木島玄蕃守書状は,将軍義昭の重臣真木島玄蕃守昭光が常国寺の釣鐘のことについて毛利家臣栗屋雅楽丞宛に出した書状である。
 足利義昭御内書は,将軍義昭が渡辺民部少輔元に対し当時格式の高い大名のみに許した白傘袋・毛氈の鞍覆の免許を与えた文書である。
 日親筆天台大師円頓章は日親自筆で,天台大師とは最澄のこと,円頓とは円満成仏の法の意で法華の妙法のことである。
 これらはいずれも常国寺及び備後の歴史を物語る貴重な史料である。

所 在 地熊野町 常国寺
員    数真木島玄蕃守書状 2紙 1通
足利義昭御内書 渡辺民部少輔宛 1通
日親筆天台大師円頓章 1幅
構造・年代室町時代

常国寺文書