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福山市旧山野村役場(ふくやましきゅうやまのむらやくば)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月31日更新

登録有形文化財 平成26年(2014年)4月25日登録

 福山市旧山野村役場は,安那郡山野村役場として1892年(明治25年)に建設された,県東部では現存最古の役場庁舎である。1955年(昭和30年),深安郡加茂町と合併して加茂町山野出張所に,さらに1975年(昭和50年),福山市と合併して福山市山野出張所に改称され,1978年(昭和53年)まで庁舎として使わていた。その後,同年に山野民俗資料収蔵庫(山野民俗資料館)として改修され,現在,市重要文化財「山野民俗資料」564点を含む民俗資料の収蔵・展示施設として活用されている。                  

 建物は幅21.8m・奥行き11.1m・高さ8.1mの木造二階建てで,三面に下屋を廻らせ,屋根は入母屋造り桟瓦葺きで,大棟側面の板瓦には「波に鯉」の図柄を表し,鬼瓦にも巧みな意匠を凝らしている。内部は1階が旧役場の執務室で,吏員が宿直に使用した6畳の和室も残っている。2階は幅約9.9m・奥行き5.7mの広さの旧議会場で占められており,南端には1階を見下ろす吹き抜けがある。

 建築後約120年が経過し,途中何度か増改築が加えられているが,村役場時代の様相を伝える貴重な建物である。

所 在 地山野町 山野
構造・年代

1892年(明治25年)

入母屋造り桟瓦葺き,木造二階

旧山野村役場