ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 担当部署で探す > 青少年・女性活躍推進課(男女共同参画センター) > 男女共同参画週間記念 金子恵美さんインタビュー

本文

男女共同参画週間記念 金子恵美さんインタビュー

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年6月23日更新

 今年度の「男女共同参画週間(6月23日~6月29日)」を記念して,元衆議院議員で,現在は様々なテレビ番組に出演し活躍されている金子恵美さんに,インタビューをさせていただきました。

【講師プロフィール】

 金子 恵美(元衆議院議員)

 新潟放送勤務を経て、2003年にミス日本 関東代表に選出。 

 村長だった父の意志を継ぎ2007年新潟市議会議員選挙に立候補。

 同年に当選。新潟県議会議員を経験後、2012年に衆議院議員へ。

 2016年には総務大臣政務官に就任し、IT行政、放送行政、郵政行政を担当。

 (主な政策テーマ:福祉、IT、地方創生、子育て支援、女性活躍)

 10年間の議員生活を経て、現在は企業顧問とテレビコメンテータなどを中心に活動中。

金子恵美さん

【インタビュー目次】

1 今年度の男女共同参画週間キャッチフレーズに関連して

2 議員活動の中で

3 女性が活躍できる社会に向けて

4 最後に


男女共同参画週間記念インタビュー

インタビューを始める前に、金子さんは福山市を知ってますか?

 私の大学時代の1番の親友が福山市の出身で,現在も福山市の在住です。彼女から福山の話はよく聞いていたので馴染みがあります。

なるほど,ありがとうございます。また状況等落ち着きましたら,是非福山市へお越しいただければ嬉しいです。それでは,まず初めに今年度のキャッチフレーズに関しての質問から始めさせていただきます。

1 今年度の男女共同参画週間キャッチフレーズ(「そっか。いい人生は,いい時間の使い方なんだ。」 「ワクワク・ライフ・バランス」)に関連して

今年度のキャッチフレーズは、「自分らしい人生を実現するために、時間をどう使っていくか。家族や地域、社会はそれをどう後押ししていくのか。それを社会で考えていくきっかけとなるキャッチフレーズ」として決定したそうです。金子さんが「自分らしい人生」を送るために,意識していることや大切にされていることはどんなことですか?また,金子さんが「自分らしい」と感じる時はどんな時ですか?

 私にとっての「自分らしい人生」とは,自己実現(気持ちの充実)と社会貢献を両立させることだと考えます。これは,言い換えれば自尊心と欲望を満たすことに加えて,社会との接点を持ち続けることを大事にしているということです。

 社会貢献とは,例えばボランティアでもいいですし,何かの啓発活動などでも,とにかく社会のために自分ができることをやっていきたいという思いは物心ついた頃から持っていました。

 これは,父が新潟県の村で村長をしていたこともあり,まさに地域貢献の仕事をしている姿を見て育ってきたので,その影響は大きいかもしれません。

 ただ私は子育ても広義の社会貢献だと思っています。将来の国を担っていくのは間違いなく今の子ども達であり,その子どもたちがしっかり成長していくことが国の将来につながるので,子育ては社会への貢献だと言えます。

 子育てというのは,自分自身の気持ちを充実させてくれるものでもありますし,それと同時に社会貢献でもあるので,私は今子育てに自分の全てを捧げているのかもしれませんね。

 実際に,仕事をしながら子育てをしているときが1番自分らしいと感じますし,そのどちらかだけになってしまうのは私にとって「自分らしい人生」ではありません。

 今は,既に仕事とプライベートの二兎を追って,二兎を得る時代になってきていると思います。仕事をしているからこそ,働く姿を子どもに見せられると思いますし,それと同時に家族の大切さも今回のコロナウイルスによる自粛期間に感じた方は多いのではないでしょうか。

 QOL(クオリティ・オブ・ライフ)=人生の質 を意識して,母親としての自分の役割を持つとともに,一人の人間としてのやりたいことも実現させるという意識を持つことを私は大切にしています。

2 議員活動の中で

社会貢献というと,特に金子さんは2019年に政界を引退されるまで,日本社会のためご尽力くださいました。政界へ行こうと思ったきっかけや,また最終的に国会議員になられた思いなど教えてください。

 政界をめざしたのは,父の影響が大きいですが,市議会議員から段階を経て国会議員になったのは,地域の選挙区事情がありました。そのようなめぐりあわせだったのです。

 私は新潟で育ったということもあって,地方をもっと豊かにしたいという信念を持って政治家になりました。

 ですが,実際に市議会議員になってみてわかったことは,地方を豊かにするためには地域の実情にあった施策が必要であり,そのためには地方分権をより強力に推進しなければならず,地方と国の在り方,政治・行政の仕組みを根本的に変えなければならないということでした。地方でできることには限界があり,国で統治機構を変える必要性があると考え国政をめざしました。

まだまだ女性の参画率が低い議員としての活動の中では,苦しいことが沢山あったと思います。どんな苦しいことがあったか,またそれを乗り越えることが出来たのはなぜか,金子さんの信念なども併せて教えてください。

 政治の世界は圧倒的な男性社会で,他の政治家の方から女,子どもの問題を政治に持ち込むなと言われた時は,女性議員としてここまでやってきた自分を否定された気がして正直悔しかったですね。

 他には支持者の方からも,金子さんが男だったらもう少し相談したいのにな,と言われたこともありその時も辛かったですね。その方の真意は,本当は盃を酌み交わしながら相談したかったりするのだけれど,私が女性だからそういう付き合いに呼びにくいというその方なりの配慮があってだったのですが,やはり女性であることが障壁になってしまっていることを痛感した時は苦しかったです。

 他の女性議員たちも,それぞれ苦悩していることもあったと思います。

 ただ政治は数がものをいう世界なので,女性議員が強くなるには同じ意見を持った女性議員の仲間を作るしかないんです。なので次の世代の女性議員のためにも自分がここで辞めずに踏みとどまらなければと思って,その苦しかった時期は乗り越えましたね。

議員となり良かったこと,やりがいを感じたことを教えてください。

 人の役にたてることにやりがいを感じました。

 特に,災害時に困っている人や弱い立場にある方々のために力になれることはやりがいを感じました。橋や道路などのインフラ整備をすることは,今その地域に暮らしている人はもちろんですが,次の世代の方々の役にも立ちます。

 そういう未来の人たちからも喜ばれ,なにか財産を残すことができる仕事であるということが,私の中ではやりがいでした。

3 女性が活躍できる社会に向けて

まさに「活躍する女性」として輝かれる金子さんですが,「女性の活躍」が注目されている現在,女性が活躍していくために社会や家族・地域などの周りの人達に求められること,また女性自身に求められることは何だと思われますか?

 女性の方は,妊娠中,出産がある,育児があるなど,置かれている状況は様々であると思います。

 そういう様々な状況に対して,多様なキャリアプラン,ライフプランへの理解をしていくのがこれから社会に求められることであり,それと同時に女性自身にも,自分の境遇を理由に目標を諦めない意識が必要とされます。

 男女共同参画でも言われている指導的立場の女性の数を増やしていくためには,女性自身も自分が活躍していく覚悟を持たないといけないと思います。

 今は女性も活躍のできるポストに就くことができたりと活躍できる機会は増えています。だからこそ,チャンスを与えられたら,貪欲に自分が指導的立場にならなければいけないという意識を持っておくことが,今後の女性が活躍できる社会づくりにつながっていくのです。

妊娠,出産によって離職せざるを得ない女性もまだまだ少なくありません。男性にも子育てへの考え方や姿勢が問われる中,今求められる本当の「働き方改革」とはどんなものでしょうか。

 女性活躍というと女性の働き方改革ばかりに焦点が当てられがちですが,男性の働き方改革なくして女性は活躍できないと思っています。というのも男性が家庭に入ることが,男女が平等に活躍する上では必要不可欠であると思うからです。

 実際に我が家では夫も育児を手伝ってくれています。

 QOL(人生の質)を向上させるための働き方をめざさないと,真の働き方改革というのは達成されないと思います。

 子育てもそうですが,自分のための時間というものを,今までキャリアを優先してきた人は二の次三の次にしてしまいがちですが,自分のための時間を有意義に過ごすことを意識することで働き方は必ず変わってくるので,子育てに関しては,パートナーの手を借りるということも選択肢としてしっかり考えるべきです。そこから真の働き方改革というものが見えてくると思っています。

金子さんがパートナーの方と協力して子育てをされている中で,お互いに気を付けていらっしゃることなどを教えてください。

 我が家では,共通の子どもの将来を見据えた大きな目標を,お互いに共有しています。

 今の段階では,子どもの才能を最大限生かしていくために,常にいくつもの選択肢を与えてあげられるようにしようというのが共通認識です。

 親の都合で子どもの選択の幅を狭めてしまいたくないので,多くの選択肢を提示できるように様々な体験をさせるよう意識的に努めています。

4 最後に

ありがとうございました。最後に,福山市民へメッセージをお願いします!

 人生とは,年齢・性差問わず,いつでもどこでも何度でもチャレンジできるものです。

 一度きりの人生,自分の気持ちに正直に果敢に挑戦し,QOLを高め,豊かな人生を送って下さい。