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決議・意見書の審議結果(2012年9月定例会分)

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年9月25日更新

意見書の審議結果

9月定例会において,議員提案による次の意見書を可決しました。
意見書は,福山市議会の意思として,政策の実現に向け次のとおり送付しました。

B型肝炎・C型肝炎患者の救済に関する意見書

 

B型肝炎・C型肝炎患者の救済に関する意見書

 我が国のB型・C型肝炎感染者・患者は約350万人と推定され,その大半は血液製剤の投与,輸血,集団予防接種や治療時の注射器の使い回しなどの医療行為による感染であり,国の責任による医原病と言われています。B型・C型肝炎は慢性肝炎から高い確立で肝硬変,肝がんに進行する重大な病気です。「特定C型肝炎ウイルス感染者救済特別措置法」では,カルテなどによる血液製剤投与の証明が条件のため,裁判で救済される薬害患者は数千人とされ,また,「特定B型肝炎ウイルス感染者給付金等の支給に関する特別措置法」では,母子感染ではないという証明などの条件を満たして裁判で救済されるのは数万人とされています。患者は何の補償もなく,高い医療費負担や治療に苦しみ,多くの人が亡くなっている現状があります。感染者が安心して治療を続けられるよう,治療を支える公的支援制度の拡充が,一日も早く求められています。
 よって,政府(国)におかれては,B型・C型肝炎患者を救済するため,次の事項について速やかに必要な措置を講じるよう強く要望します。
1.肝炎対策基本法をもとに,必要な法整備を進め,一層の拡充を図ること。
2.B型・C型肝炎の治療体制・治療環境の整備,治療薬・治療法の開発,治験の迅速化などを図ること。
3.肝炎ウイルスの未検査者,ウイルス陽性者の未治療者の実態を調査し,早期発見,早期治療につなげる施策を講じること。

 上記のとおり,地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。

2012年(平成24年)9月25日

福山市議会


(提出先)

内閣総理大臣

法務大臣

財務大臣

総務大臣

厚生労働大臣

衆議院議長

参議院議長

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