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2017年(平成29年)4月1日付人事異動についての市長記者会見

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年6月6日更新

 記者会見などにおける市長の発表や質疑応答をとりまとめ,掲載しています。

 会見日:2017年(平成29年)3月27日(月曜日)

報告事項

 ・2017年(平成29年)4月1日付 人事異動についての考え方・概要について

会見録

報告事項

市長

 4月1日付けの人事異動について,その概要を発表いたします。発令は,2017年(平成29年)4月1日付けで,辞令交付は,同3日に行います。

 最初に,人事異動の基本でありますが、福山駅前の再生,福山版ネウボラ,100人委員会,そして福山城築城400年など5つの挑戦の柱となる施策に全力で取り組む為に必要な体制整備を行いました。

 基本的な考え方でありますが、「福山市定員適正化計画」に基づき,職員数の適正化を図りながら,メリハリのきいた人員配置を行いました。そして,中・長期視点に立った人事管理の観点から,適材適所の職員配置を基本に,若手職員や女性職員を積極的に登用いたしました。また,今年度も行政経験を有する多くの職員が退職いたします。そうしたなかで,再任用職員や嘱託職員を効果的に配置するなど,多様な雇用形態を取り入れながら,行政経験に基づくノウハウや,専門的知識が活かせるよう人員配置を行いました。

 次に具体的な対応ご説明致します。お手元の資料の3以降であります。まず1点目ですが,特命事項の推進と政策の企画調整機能の体制強化についてであります。

 福山駅前の再生,福山開府・福山城築城400年事業,情報発信戦略会議など,部局横断的な特命事項について,その司令塔として企画財政局の参事を兼ね,市長公室を担当する「経営戦略監」を市長直属に配置をいたしました。また,企画政策課に地域活性化担当課長を配置するとともに,企画,政策,調整,地方創生及び地域再生担当の5次長に再編,増員配置いたしました。

 次は,戦略的な情報発信や都市ブランドの一体的推進体制の整備についてであります。戦略的な情報発信と都市ブランドを一体的にそして全庁的に推進するため,市長公室に情報発信課を新設し,情報発信戦略会議を所管するとともに,同課に都市ブランド推進担当課長や広報,情報発信戦略担当及び都市ブランド担当の3次長を配置いたしました。

 次でありますが,地域文化振興のための体制強化であります。地域文化振興のため,文化課から文化振興課に名称変更するとともに,庶務担当及び文化振興担当の2次長に再編し,地域に埋もれている本市の誇りとなる固有の歴史・文化等の地域資源を掘り起こし,磨き上げ,全国に向けて発信していく地域文化振興や福山の知名度向上に向けた体制を整備いたしました。

 次でありますが,福山城築城400年事業の推進のための体制整備であります。福山開府400年,福山城築城400年に係る事業を推進するため,文化振興課に,築城400年事業推進担当課長及び築城400年事業担当次長を配置いたしました。

 次であります,福山版ネウボラの推進体制の整備について申しあげます。妊娠期から学童期まで切れ目のない相談支援をワンストップで行うため,身近な相談窓口を健康推進課,子育て応援センター,蔵王保育所など6保育所及び4拠点支所の各保健福祉課の12カ所に設け,専門のネウボラ相談員を配置するとともに,児童部にネウボラ推進担当部長及びネウボラ推進課長を配置いたしました。

 次は,100人委員会に係る体制整備であります。幅広い世代の市民が集い,福山の未来づくりに向けた夢やアイデアを持ち寄る「100人委員会」の円滑な実施と,施策への反映に向けた総合調整を図るため,まちづくり推進部に100人委員会担当部長を,新設するまちづくり総務課に100人委員会担当課長をそれぞれ配置いたしました。

 次は,福山駅前の再生に係る体制の強化についてであります。「都市の顔」である福山駅前に輝きを取り戻すため,建設局に福山駅前再生推進部を新設し,同部に都市部から福山駅前再生推進室長を所属替えし,事業調整担当課長を新たに配置するほか,企画,事業調整担当の2次長を始め8名を配置いたしました。

 次は,支所機能の体制の強化についてであります。これまで以上に地域の要望や課題を把握し,課題解決を図るとともに,地域の特性に応じた施策を企画立案し,予算要求につなげるなどの取組をより迅速かつ効果的に推進していくため,4拠点支所の地域振興課長に指揮命令系統と情報の一元化を図るなど,支所機能の体制を強化いたしました。

 次,総合体育館建設に係る体制の強化について申しあげます。スポーツを楽しみながら健康づくりができる交流拠点としての総合体育館の建設を着実に推進するため,営繕課に総合体育館建設担当次長を配置いたしました。

 次は,国や広島県との連携強化についてであります。国からの派遣を受け,福山駅前の再生,鞆のまちづくり,公共交通政策,あるいは観光政策などを担う建設管理部参与を新たに配置するとともに,広島県からの派遣を受け,福山駅前再生推進室の事業調整担当課長を配置するものであります。

 次に,派遣職員についてであります,人材育成の観点から,中央省庁及び民間企業へ若手職員を継続して派遣するとともに,専門的・実務的なマネジメント能力を養い,資質の向上を図るため,引き続き,広島県へ主事1名と新たに技師1名を派遣いたします。

 次に,昇格者の人数でありますが、お手元の資料の4ページに掲げているとおりであります。まず5の女性職員の登用状況でありますが、部長級へ3名,課長級へ10名を新たに登用するなど,管理・監督者全体では,219名の女性職員を登用しております。その下6にありますが若手職員の登用状況につきましては,新たに昇格した局長級の職員の平均年齢は53歳6ヶ月,同じく課長級の職員の平均年齢は49歳3ヶ月となり,昨年度と比較して,それぞれ3歳以上若返るなど,若手職員を管理職へ積極的に登用しております。次は被災地への派遣についてでありますが引き続き,南相馬市へ主事1名を派遣いたします、加えて新たに熊本市へ機械技師1名を派遣し,復興支援を行ってまいります。

 今回の異動の規模でありますが、971名の大規模の異動となったと考えています。

 人事異動につきましては女性の積極登用等を含め,適材適所に人員配置いたしました。引き続き現場主義を貫き,今まで以上に国や県とも連携を図り,より一層市民に身近な市政運営に努めます。以上であります。 

上下水道事業管理者

 それでは,上下水道局の人事異動について,ご説明させていただきます。発令は,市長部局と同様,4月1日付けでございます。

 人事異動の基本でありますが,これまでも公営企業として,公共性と企業性を柔軟に生かして,より機動的・機能的に業務が執行できる体制整備に努めてきたところでございます。新年度からは,福山市上下水道事業経営審議会の答申を尊重するとともに,『福山市上下水道事業中長期ビジョン(経営戦略)』に基づき,経営基盤の確立に取り組むことにより,心の豊かさが実感できるまちの実現に貢献して参ります。

 人員配置の考え方といたしましては,職員個々がこれまでに培ってきた能力を最大限に発揮できる適材適所の配置を基本とし,限りある人員の中で,必要な部署には職員を増員するなどメリハリを効かせた人員配置を行ったものでございます。また,上下水道に広く精通する次世代職員の育成と各職場の活性化を踏まえた上で,効率的で効果的な業務執行ができる人員配置を行ったものでございます。

 具体的な対応といたしましては,管路・施設の耐震化や長寿命化等の整備に係る体制の強化や中津原浄水場外(ほか)運転管理及び維持管理業務等の民間委託における体制整備,経済産業省及び地方共同法人日本下水道事業団への職員派遣であります。

 次に,昇格者の人数や異動の内訳につきましては,資料に掲げているとおりでございます。

 今回の異動の規模につきましては,円滑な業務執行が図れることなどを基本とした体制整備に努め,75名という中規模の異動となっております。

 おわりに,今後も厳しい経営環境が予測される中にあっても,将来にわたって持続可能な事業経営を行い,市民に信頼される安心・安全でしなやかな上下水道事業を目指していかなければなりません。引き続き,「企業の経済性を発揮するとともに,公共の福祉を増進する。」という地方公営企業の基本原則を保持し,『中長期ビジョン(経営戦略)』に掲げる施策を,新たな職員体制で,上下水道局職員一丸となって全力で取り組んで参りたいと考えております。以上でございます。

 すみません,資料の訂正をお願いしたいと思います。最初の発令年月日ですが,発令は4月1日付けではございますけども,休みの関係で辞令交付は市長部局同様4月3日と致します。ご訂正を宜しくお願い致します。

病院事業管理者

 それでは,私の方から福山市民病院の人事異動について,説明させていただきます。発令は,市長部局と同様,4月1日付けであります、辞令交付は4月の3日でございます。

 「人事異動の基本」でありますが,市民病院は,昨年12月に策定した「福山市民病院改革プラン」に基づき,「がん医療」「救急医療」「高度専門医療」を中心とした医療提供体制の充実と,一層の「経営基盤の確立」「医療の質の向上」「効率的なサービスの提供」を図る体制を構築していかなければならないと考えており,市民病院開設40周年を迎える記念すべき新たなスタートに際し,更なる医療提供体制の充実と患者中心医療を推進するため,必要な体制整備を行ったところであります。

 具体的な対応として,まず,医療提供体制の充実については,看護師や理学療法士,作業療法士などの医療関係職員を23名増員し,地域医療を牽引する中核的医療機関としての体制充実を図りました。特に看護体制については,手術件数や放射線検査・内視鏡検査件数,外来がん化学療法室の治療件数の増加等への対応を図るとともに,救命救急センター体制や病棟勤務の配置を充実する中で,高度化・多様化する看護需要に対し,専門性が発揮でき,安心して働ける体制を整備いたしました。

 次に,患者中心医療と地域医療の推進として,入退院支援の強化を図るため,地域医療連携課へ看護師4名を増員し,地域医療連携の推進体制を強化いたしました。

 続いて,昇格者の人数や異動の内訳につきましては,資料に掲げているとおりであり,異動規模につきましては,退職を含む異動140名、15.6%の異動率となっております。

 超高齢化・人口減少社会に向かう中,地域医療構想の策定に伴う病床機能の再編など,医療を取り巻く環境は大きく変化するものと思われますが,市民や圏域の医療機関から,真に期待され信頼される病院となるべく,経営の健全性を確保し,高度で良質な医療を安定的かつ継続的に提供できるよう,職員一丸となって取り組んでまいります。以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

消防局長

 消防組合の人事異動につきまして,ご説明をいたします。発令は,福山市と同様,4月1日付けといたしております。

 人事異動の基本でありますが,職場の活性化を図り,消防業務体制の充実強化に努めたものであります。まず,予防業務につきましては,2013年(平成25年)2月に策定いたしました「建築物の防火・避難の安全性を確保するための指針」において掲げた行政が講じるべき施策を引き続き推進するため,予防業務を専従に行う職員の増員を図るとともに,予防業務の経験豊富な職員を再任用職員として消防署の予防係へ配置するなど,査察体制の充実強化に努めるものであります。

 次に,住民ニーズの高い救急救助業務に的確に対応するため,救急救命士を消防局指令課に増員を配置し,口頭指導等の体制を強化するなど,一層の救命率の向上に努めてまいります。

 次に,退職に伴う欠員補充,そして昇任等に伴う調整などを行い,適材適所を基本とした人事を行い,職場の活性化と災害対応力の維持向上を図れる体制の整備に努めるものとしております。

 人事異動の総数は150名となり,中規模程度の異動となりました。昇格者の人数や内訳につきましては資料に掲げているとおりでございます。この体制により消防業務全般にわたり,職員一丸となって,住民生活の安心・安全の確保に向けて,積極的に取り組んで参ります。以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

質疑応答

記者

 市長さんにお伺いしたいのですけれども,大きく4点ぐらいなんですが,まず,国と県からの派遣される職員さんにどういう仕事を期待なさっているか。順番によろしいでしょうか。

市長

 まず国からは今回,建設部の方で参与をお願いしております。先程少し申しあげましたけれども,駅前再生あるいは交通ネットワークの在り方の問題,そして観光政策全般等など幅広い国土交通省が所管されています事業について市の行政に取り組んで頂きたいと思っております、併せて国土交通省とのパイプ役も担って頂きたいと,このように思っています。

 それから,県からは同じ駅前再生の事業調整担当課長に来て頂く訳であります。従来の企画課長一人の体制から企画と事業調整という二つの事業を進めていくと,こういう思いから今回の派遣に至ったものであります。

 まだ,来年度から具体的な事業調整の話が出てくるかどうかというのは,今後の推移を見ないと分かりませんけれども、早い時期から地元とのやり取りも含めて事業に関する体制を整備していきたいと,こういう思いから今回の人事となりました。

記者

 2点目なんですけれども,若手女性登用も積極に進められてと思うんですけれども,それに関連して例えば退職者の規模であるとか女性登用の数であるとか過去最多になるような事例があれば教えて頂きたいのと,その狙いをもう少し詳しくお伺いできればと思います。

市長

 まず,女性についてでありますけれども,今回私が積極的に進めていきたい事業でありますネウボラですね。そういう事業には女性の視点は不可欠であろうと,このようにも思いました,それから庁内に能力を持つ女性職員数多くおられます。そうした方々にも適材を適所に配置するというふうな形で人事を行った結果,例えば女性の部長職への登用が増えたとこういう形になりました。また企画政策課長それから総務課長そうしたところにも今回女性が配置をされたと,こういう結果になると思います。若手につきましては福山市役所の(人事構成)年齢構成こうしたものも反映をしていると思いますけれども,大規模な大量退職が続くなかで積極的に若手を今から登用して将来の体制に備えていきたい,こういう思いのあらわれであります。具体的な過去との比較をした数字につきましては担当の局長がお答えいたします。

総務局長

 女性職員の登用状況でございます。今まで2015年度12%,2016年度13.4%,そして今年度15.9%という事で過去最高という女性の管理職という事であります。以上でございます。

記者

 3点目なんですけれども,市長さんが市政の中心として掲げられている,情報発信,スピード感,連携の中で情報発信連携というのは課の名前とかで見えてくる部分があるんですけれど,スピード感に関して今回の人事でこだわられたところはなんですか。

市長

 その人事とスピード感とかどう繋がるのか,私もにわかにはよく分かりませんが,人事だけに留まらず,全ての事についてスピード感を持って取り組んできたのが今の市政だと思っております。そうした思いを共有できるような,そんな体制づくりが出来ると期待をしています。

記者

 最後に,再任用の局長さん2人いらっしゃると思うんですが,そちらについての狙いをお伺いしたい。

市長

 基本はですね適材を適所に配置するという中で,再任用でお願いをする,という結果になったそういう事だと思います。

記者

 改めて今回の人事のポイントというのを,市長さんの掲げてきた5つの挑戦という事と関連して,一番どこにポイントを置かれたのかという事を教えて頂きたいのと,間もなく新年度が始まりますけれども,この人事で改めて新年度の市政にどうやって取り組んでいきたいかという,2点についてお答え頂きたいと思います。

市長

 ありがとうございます。今頂きました2つのご質問は密接に関わっていると思いますので,1つに集約した答えになるかもわかりませんが,私がこれまで強く市民の皆様方に訴えてきたお約束をしてきました施策の柱,福山駅前の再生,福山版ネウボラの構築,そして100人委員会の円滑な運営,更には期限も迫っております開府400年・築城400年事業の事業成功,いずれも福山市政にとって重要な課題であります,そういう課題をしっかりと推進をしていきたい,こういう思いを今回の人事の柱に込めてですね,整理をさせていただきました。

 以上。