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平成25年12月定例市議会 市長説明要旨

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年12月3日更新
 本日は,12月定例市議会を招集いたしましたところ,議員各位には,御多用の中を御参集いただきまして誠にありがとうございます。
 今回提出いたしております2013年度(平成25年度)補正予算案を始め,関係諸議案の御審議をお願いするに当たり,当面する市政の状況と議案の大要について御説明を申し上げます。
 初めに,台風30号により深刻な被害を受けたタクロバン市への支援についてであります。日本で唯一の親善友好都市である本市においては,直ちに設置した本庁舎と支所10か所の募金箱に,これまで多くの方々からの善意が寄せられるとともに,市民の皆様が主体となった様々な支援活動も活発に行われているところであります。御協力いただきました皆様方に厚く感謝を申し上げます。また,外務省を通じて,タクロバン市長に「被災に対するお見舞い」と「本市として可能な支援の意向がある」旨の書簡を送達し,同市長から「感謝の意」と「今後,必要な物資等があれば連絡させていただきたい」といった旨の申し出があったと報告を受けております。こうした中,先週末には関係団体と連携する中で,喫緊なニーズが把握できたところであり,今後,本市の支援が確実かつ迅速に届けられるルートを確認した上で,早急に支援を実施して参ります。
 先月,県が「あらゆる可能性を想定した最大規模の地震」が発生した場合における県内の被害想定の調査結果を公表いたしました。被害想定については,更に詳細を整理する必要があると思っておりますが,自然災害は,どの地域においても起こり得る可能性があり,日ごろから我々行政を始め,市民一人一人が危機意識を持ち,災害に備えておくことが大切であると考えております。今後,見直しがされる県の防災計画と本市の地域防災計画の整合を図るとともに,津波避難場所の拡充や地域での避難訓練の充実など,引き続き,市民・地域・行政が一体となって,災害に強いまちづくりに取り組んで参ります。
 次に,市制施行100周年記念事業についてであります。このたび,本年5月に策定した基本方針を基に,事業の概要等を盛り込むとともに,推進体制のイメージなどを明らかにした100周年記念事業基本構想を策定いたしました。今月下旬には,「(仮称)福山市市制施行100周年記念事業推進委員会」を立ち上げ,推進体制の確立に向けた取組を進めるとともに,来年度から始まるプレイベントを含め,具体的な事業計画の策定等に着手することといたしております。この100周年記念事業を市民の皆様と喜び祝うことが,次の100年に向け,新たな時代へ歩み出す原動力となるよう,オール福山で取り組んで参る考えであります。
 次に,福山市営競馬場跡地の利活用についてであります。現在,9月から10月にかけて実施いたしました市民アンケートの調査結果や懇話会で出された意見などを参考に,社会経済情勢なども踏まえる中で,跡地利活用のテーマなどについて検討しているところであります。今後,市議会の御意見も伺う中で一定の方向性を出し,市民の皆様が夢と希望がもて,本市の将来の発展に資するものとなるよう,年度内を目途に基本構想として取りまとめて参ります。
 次に,鞆のまちづくりについてであります。県知事の政治判断により,県が埋立架橋計画を方針転換して以降,地元住民との話し合いは平行線のままであり,お互いの接点が見い出せない状態が続いております。昨年6月25日の県知事の決断から進展がなく,こうした状況が続くことは,我々地元自治体としても本意ではありません。県知事におかれましては,鞆の課題の原点に立ち返り,改めて,そこに暮らす方々の切実な思いをしっかりと受け止め,柔軟に対応していただきたいと考えております。本市といたしましては,引き続き,県と地元との調整機能を果たしながら,早期に解決しなければならない課題に対応するとともに,本市が取り組むべき鞆支所等公共施設の再整備などを積極的に推進して参ります。
 次に,(仮称)福山サービスエリア・スマートインターチェンジの整備についてであります。山陽自動車道の福山サービスエリアへETC搭載車両専用のインターチェンジを設置することにより,中心市街地や主要観光施設へのアクセス性を高めるほか,福山東インターチェンジ周辺における交通渋滞の緩和に努めるなど,地域の活性化につなげて参りたいと考えております。本年6月に,国から高速道路との連結許可を受け,現在,アクセス道路の整備に向け,県と市が連携して地元協議を進めているところであります。引き続き,2017年度(平成29年度)の供用開始に向け,鋭意取り組んで参ります。
 次に,中心市街地の活性化についてであります。今月7日から,「いのち・愛・夢~未来(こども)の夢、未来(こども)に夢、未来(こども)と夢~」をテーマに灯りのイベント「LUXEATER(ルクシアタ)ふくやま2013」が開催されます。街なかで突如ダンスが始まる「フラッシュモブ」や,灯りが描く輝くばらの地上絵など今年も多彩な催しが企画されております。協賛事業として,学生サンタが商店街を盛り上げるイベント等も実施されるなど,本市を代表する冬のイベントとして,中心市街地の賑わいにつながるものと期待いたしております。
 また,エフピコRiMにつきましては,7階から9階部分について,現在,コンベンション機能をもつホールや,子どもの理科学への興味につながる「(仮称)ものづくり体験工房」のほか,音楽・ダンスなど個人・団体の活動や発表の場などを整備することといたしております。先にオープンした商業施設との相乗効果により,「ひと・こと・もので賑わう多目的交流拠点」となるよう,精力的に取り組んで参ります。
 次に,協働のまちづくりについてであります。今年度から,市民の皆様がまちづくりに積極的に参画できるよう,「ふくやま・まちづくり大学」を始め,防災や福祉など幅広い分野で人材育成講座を充実いたしております。新たな取組である市民後見人の養成につきましては,50人の方が養成講座を受講されました。今後,社会福祉協議会と連携し,将来,成年後見制度の担い手として活動できるよう,意欲や資質の向上などに努めて参ります。こうした取組を通じて,受講者が講座で学んだ知識や技術を生かして活躍できる場へとつなげていくことが重要であると考えております。「学び」を「行動」に結びつけることによって,本市で育まれた人材のネットワーク化を図り,自主・自立のまちづくりを進めて参る考えであります。
 次に,学校教育の充実についてであります。小中一貫教育の取組では,小中学校間の乗り入れ授業が児童生徒の学習意欲の向上につながるなど,成果があがりつつあるものと受け止めております。今後は,小中一貫教育を展開する教育環境の整備を総合的に推進していくため,学識経験者や学校関係者,PTAの代表等で構成する学校教育環境検討委員会を設置することといたしております。効果的な学校教育の実現に向け,望ましい教育環境のあり方について検討して参る考えであります。
 また,先月27日,中華人民共和国駐日本国特命全権大使の程永華大使を始め,5人の方々が来福され,本市が2008年(平成20年)から取り組んでおります北京市との教育交流などについて,意見交換を行うことができました。本市の次代を担う世代が国際感覚を養い,グローバル社会の中で活躍できるよう,今後,更なる教育交流の進展に向けて取り組んで参りたいと考えております。
 次に,こども発達支援センターについてであります。昨年11月に診療を開始してから1年が経ちました。市内外から多くの方々に御利用いただいており,発達に課題のある子どもの広域的な支援拠点としての役割が果たせているものと考えております。開設1周年を記念し,今月14日には県と共催で「発達障がい啓発セミナー」を開催するとともに,センターがより皆様に親しまれるよう愛称の募集も行うことといたしております。また,水呑町へ移転する広島県立福山若草園につきましては,2015年度(平成27年度)からの業務開始に向け,今年度,建設工事に着手するものと伺っております。今後とも,県や近隣市町と連携する中で,関係機関と幅広いネットワークを構築し,発達に課題のある子どもたちの健やかな成長に向け,支援体制の充実に取り組んで参ります。
 次に,市民病院についてであります。今年度,506床体制による高度かつ専門的な医療を提供する地域の中核病院として,新たなスタートを切りました。患者数が順調に伸びるなど,幅広い医療ニーズに応えられているものと受け止めております。来年4月からは,運営形態につきまして,地方公営企業法の全部適用への移行を考えております。事業管理者を設置し,経営責任を明確化する中で,安定かつ健全な経営の下,医療を取り巻く環境の変化に迅速かつ機動的に対応できる体制の構築に取り組んで参りたいと考えております。
 先月26日,市内の介護保険事業所において,利用者に対する虐待等の疑いで会社の代表者など3人が逮捕され,現在,警察による捜査が行われているところであります。利用者につきましては,本市が,その日のうちに当面の受け入れ先を手配し,安全確保などに努めております。このような事案が発生したことは,誠に遺憾であり,一部の事業者の不正により,制度全般の信頼を損なうことがあってはならないと考えております。今後,再発防止に向け,利用者の安心・安全の確保を第一に,実態を把握する中で的確な指導監督を行うことにより,制度の適正な運営に努めて参ります。
 さて,我が国の社会経済情勢についてであります。7月から9月期の国内総生産(GDP)の実質成長率は速報値で年率換算1.9%となり,4四半期連続でプラスとなりました。今年前半に比べると成長が鈍化しておりますが,雇用情勢等は改善しつつあり,景気を好循環させる芽も出始めているものと受け止めております。一方で,東日本大震災の復興支援や環太平洋パートナーシップ(TPP)協定等への対応など,国民生活に大きく影響を及ぼす課題は山積いたしております。国においては,国民の声を大切にする中で,地方にも効果が及ぶ有効な経済対策を始め,国民生活に夢や希望がもて,安心感を与えることができる施策に取り組んでいただきたいと考えております。
 こうした中,本市の新年度の財政見通しは,歳入では,市税が増加するほか,地方消費税交付金が消費税率引上げの影響で増加するなど,概ね今年度並みの一般財源を確保できるものと見込んでおります。歳出では,扶助費や保険会計への繰出金などの社会保障関係費の増加や,消費税率引上げによる諸経費の増加を見込んでおります。なお,このたびの消費税率の改定は,今後の財政運営に大きな影響を及ぼすものであり,新年度に向けて,適切に対応して参りたいと考えております。また,今後の財政環境につきましても,引き続き,厳しい状況になるものと考えており,全ての施策について原点に立ち返り,見直しを行う中で多様化する市民ニーズに的確に対応して参る考えであります。時代の変化に先手を打つ,効率的で効果的な施策へと再構築するとともに,協働の取組を更に深める中で,市民の皆様が豊かさを実感できる,健全で持続可能なまちづくりを進めて参ります。
 次に,今回の補正予算について御説明を申し上げます。このたびは,一般会計ほか2会計の補正をお願いいたしております。
 まず,一般会計では,子育て支援の充実といたしまして,私立保育所が実施する施設整備への補助や2015年度(平成27年度)から始まる,子ども・子育て支援新制度への移行に向けて,電算システムの開発や事業計画の策定に取り組みます。コミュニティの活性化といたしましては,郷分町草木町内会ほか7か所の地域集会所の整備に係る補助を行って参ります。公共事業等の追加に伴うものといたしましては,市単独事業として,竹ケ端運動公園陸上競技場の電光得点表示盤の改修や旧福山市営競馬場スタンド等の解体に向けて設計費を計上するほか,9月4日の大雨により被災した道路や橋りょうの復旧事業に対応することといたしております。制度上補正を必要とするものといたしましては,障害福祉サービス事業費や就学援護費などについて,利用件数や対象者の増加に対応するため,所要額を計上いたしております。財政調整基金につきましては,条例に基づき前年度決算剰余金の2分の1相当額を積み立てることといたしております。
 また,商業施設特別会計では,中心市街地の活性化に向け,エフピコRiMの7階から9階の公共施設部分の改修工事に取り組むことといたしております。
 このほか,公の施設の指定管理者の指定に伴い,来年度以降の指定管理料にかかる債務負担行為を設定するものとして,一般会計で23件,駐車場事業特別会計で2件を計上いたしております。
 以上の結果,今回の補正予算額は,一般会計で34億1,626万4千円の追加となり,3会計の補正予算額は34億6,126万4千円の追加となりました。
 予算以外の議案といたしましては,「福山市職員の高齢者部分休業に関する条例の一部改正について」など9件を,その他の議案といたしましては,「(仮称)新浜中継施設建設工事請負契約締結の変更について」など23件を提出いたしております。
 以上が,今回提出いたしております議案の概要であります。何とぞ慎重なる御審議の上,御可決いただきますようお願いを申し上げ,提案理由の説明といたします。

本文は,口述筆記ではありませんので,
表現その他に若干の変更があることがあります。