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平成25年11月臨時市議会 市長説明要旨

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年11月11日更新
 本日は,臨時市議会を招集いたしましたところ,議員各位には,御多用の中を御参集いただきまして誠にありがとうございます。
 開会に当たり,市政の状況と提出いたしております2012年度(平成24年度)福山市一般会計ほか12特別会計の歳入歳出決算の議案について,その大要を御説明申し上げます。
 初めに,昨日の広島県知事選挙において,湯崎知事が再選され,今後4年間の県政のかじ取りを担われることになりました。湯崎知事におかれましては,活力ある広島県づくりに向け,県民の意見や思いを十分に踏まえられた県政運営に努めていただきたいと考えております。
 さて,先月の台風26号は,各地に被害をもたらし,特に,伊豆大島では土砂災害などにより大きな被害が発生いたしました。また,フィリピンでは台風30号により,本市の親善友好都市であるタクロバン市などが甚大な被害を受けられたとお聞きいたしております。亡くなられた方々とその御遺族に対し哀悼の意を表し,被災された多くの皆様方に心よりお見舞いを申し上げますとともに,一日も早い復興をお祈りいたしております。タクロバン市につきましては,今後,情報収集に努める中で,必要な支援を検討して参りたいと考えております。
 次に,我が国の社会経済情勢についてであります。現在,景気は緩やかな回復傾向にあり,9月の全国消費者物価指数も全体的に改善方向を示しております。こうした中,社会保障制度の議論に端を発した消費税の増税が決定し,来年4月には税率が5%から8%に引き上げられることとなりました。今後,増税の影響が大きい家計や,景気回復の実感が乏しい地域経済を支える取組が重要になると考えております。このため,国においては,消費税の増税により,日本経済の再生への流れを断ち切ることがないよう,財政再建と経済対策を力強く推し進めていただくとともに,地方の意見を十分に反映させた持続可能な社会保障制度の構築に早期に取り組まれることを念願いたしております。
 また,全国的に食材表示に係る問題が拡大しており,「食」に対する信頼が揺らいできていることに対し懸念を抱いております。信頼を失うことのないよう,国をあげて,我が国が誇る食文化を守っていかなければならないと考えております。
 次に,エフピコRiMについてであります。今月1日,6階フロアに「リムこどもの国」がオープンし,初日から多くの親子連れで賑わっております。「リムこどもの国」は,子どもたちが絵本の中に入り込んだような体験ができる「えほんの国」を始め,国内初の柔らかくカラフルな新素材を使用した室内遊戯施設や,幼児教室など,遊び・相談・教育など様々な場面で御利用いただけるものと考えております。子どもはまちの活力の源泉であり,その子どもたちの笑顔が弾け,笑い声が響く,そういった明るく楽しい場になることを期待いたしております。是非,本市のみならず,近隣市町からも多くの方に御利用いただきたいと考えております。
 次に,福山らしさの創出と発信についてであります。本市が,人・モノ・情報の行き交う中国・四国地方の拠点都市として将来にわたって発展し続けるためには,全国的な知名度を向上させるなど,都市ブランド力の強化が欠かせないものと考えております。現在,本市のブランド戦略の策定に取り組んでいるところであり,10月1日には,キャッチコピー「何もないとは言わせない!」や,ばらとコウモリを組み合わせたロゴマークなどを示したコンセプトブックを発表いたしました。また,市のホームページに,本市の魅力が一目で分かる「福山市都市ブランドサイト」を設けるなど,積極的なPRにも努めているところであります。
 こうした中,先月25日には,「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」の第6回受賞作を発表いたしました。今回は受賞作に加え,優秀作として3作品が選定され,このうち1作品は本市を舞台とした作品で市内在住者から応募があったものです。6回目を迎えたこの賞が高い水準の文学新人賞として認知され,定着してきたことを嬉しく思うとともに,このことが本市の知名度向上や芸術文化の一層の振興につながることを期待いたしております。今後とも,このような取組を通じて,市民の皆様の「福山」への誇りと愛着を深めるとともに,都市としてのブランド力を高めて参りたいと考えております。
 さて,昨年度は,国においては,政権が民主党から再び自民党へ変わるなど,政治が大きく動いた年でありました。本市におきましては,鞆の埋立架橋計画における県の方針転換や福山市営競馬の廃止など,本市のまちづくりにおける一つの分岐点となった年であったと受け止めております。特に,鞆のまちづくりにつきましては,今日なお,県がなぜ方針転換に至ったのか,地元住民の皆様の理解が得られない状況が続いております。県におかれましては,地元の思いをしっかりと汲み取りながら,誠意ある対応をしていただきたいと考えております。地元自治体である本市といたしましては,県と地元との調整機能を果たしながら,早期に解決しなければならない課題に取り組んで参る考えであります。また,福山市営競馬の廃止につきましては,本市財政や雇用の場として地域経済へ貢献してきた歴史,更には競馬関係者のお気持ちを考える中での決断は,断腸の思いでありました。今後の跡地利活用につきましては,多くの市民の皆様が夢や希望がもて,本市の発展に資するものとなるよう検討をして参ります。
 昨年5月のホテル火災は,防災体制について改めて考える契機となりました。二度とこのような痛ましい事故が起こることのないよう,建築物の防火・避難の安全性を確保するための指針を策定して,より実効性のある指導・査察体制を確立し,安全確保に努めているところであります。また,井笠鉄道のバス事業廃止は,市民の日常生活に影響を与える大きな出来事でありました。地方バス路線を維持・確保する上での厳しい現実に対しては,一地方自治体では限界があり,今後,地域公共交通の再構築には国をあげて取り組むべき必要があると考えております。
 一方で,中心市街地の活性化につきましては,まちづくりの専門家を招聘し,市民主体の「福山の未来づくりワークショップ」を立ち上げ,賑わい創出に向けた社会実験を行うなど,これまでにない新たな取組を開始いたしました。大学生など若い力がまちづくりで活躍する姿も見受けられるようになり,心強く感じているところであります。さらに昨年9月には,福山市商業施設(旧福山ロッツ)の跡を引き継ぐ,新たな賃借人が決定いたしました。現在は,エフピコRiMとして装いも新たにスタートいたしております。また,発達に課題のある就学前児童への広域的な支援拠点施設として,こども発達支援センターを開設したほか,市民病院の増床に伴い新病棟を整備するなど,安心・安全に暮らせ,活力と成長力のある,元気なまちづくりに取り組んだ1年でもありました。引き続き,だれもが「豊かさ」を実感できる市民が主役のまちづくりを進めて参ります。
 次に,2012年度(平成24年度)決算の概要について御説明申し上げます。
 一般会計では,歳入総額1,721億1,928万4千円に対し,歳出総額は1,676億7,631万3千円となり,実質収支として33億8,607万4千円を確保することができました。
 特別会計は,12会計で,全体では歳入総額1,005億230万4千円に対し,歳出総額は982億5,739万円となりました。特徴的なこととしては,保険給付費の増加に伴い,介護保険特別会計が大幅な増加となったほか,厳しい運営状況にあった競馬事業特別会計について,昨年度末の事業終了をもって廃止したことであります。
 次に,一般会計の状況についてであります。まず歳入では,市税は,固定資産税が評価替えの影響により減少したものの,年少扶養控除の廃止や一部業種の収益改善などにより,個人市民税や法人市民税などが増加し,全体では概ね前年度並みの水準となりました。このほか,臨時財政対策債の増加などから市債が増加いたしましたが,子どものための手当費負担金など,対象事業費の減少による国県支出金の減少などにより,歳入全体では対前年度に比べ若干の減となりました。
 また,歳出では,障がい福祉サービス事業費や介護保険特別会計への繰出金など,社会保障関係費が増加いたしましたが,福山駅前広場整備事業などの大規模事業の完了や年度末に実施した国の経済対策に係る補正予算の大部分が繰越事業となったことなどから,歳出全体では対前年度0.9%の減となりました。
 今後,本市においても,人口減少社会を迎え,税収の増加が見込めない中で,高齢化の更なる進行などにより,社会保障関係費は確実に増加していくものと予測いたしております。この収支の差を埋めるのは容易ではなく,厳しい行政運営が続くものと考えております。このため,職員一丸となって英知を結集し,創意工夫の下,行財政改革の取組を推進し,将来世代が夢と希望のもてる,元気なまち福山を市民の皆様とともにつくりあげていく考えであります。
 なお,2012年度(平成24年度)における主要な施策につきましては,「主要な施策の成果等説明書」で御報告申し上げているとおりであります。
 決算についての監査委員の指摘要望事項につきましては,その対応策を講じ,事務事業のより適切かつ効率的な執行に努めて参ります。
 以上が,今回提出いたしております議案の概要であります。何とぞ慎重なる御審議の上,御可決いただきますようお願いを申し上げ,提案理由の説明といたします。

本文は,口述筆記ではありませんので,
表現その他に若干の変更があることがあります。