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平成26年6月定例市議会 市長説明要旨

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年6月9日更新

 本日は,6月定例市議会を招集いたしましたところ,議員各位には,御多用の中を御参集いただきまして誠にありがとうございます。
 今回提出いたしております諸議案の御審議をお願いするに当たり,当面する市政の状況と議案の大要について御説明申し上げます。

 初めに,市制施行100周年記念事業についてであります。2年後の市制施行100周年に向け,市全体の機運を高めていくため,100周年記念事業推進委員会において,のぼりやPRグッズなどを製作し,先月のばら祭から本格的な広報・PR活動をスタートいたしました。来月には,市内の保育所児童や小学生などを対象に100周年をテーマとした手紙やポスターデザインを募集いたします。是非,多くの子どもたちに応募いただきたいと考えております。また,今後,市民提案型事業の募集やSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用した情報発信も始める予定であります。こうした取組を通じて,100周年記念事業への参加の輪を広げて参りたいと考えております。
 次に,防犯環境の整備についてであります。本市では,刑法犯認知件数は減少傾向にあるものの,「ひったくり」など身近な犯罪は継続して起きている状況にあります。このため,これまでの防犯パトロールやLED防犯灯の整備などの取組に加え,今年度から,利用者が特に多い公共施設を始め,地域住民が不安や危険を感じている場所などに,計画的に防犯カメラを設置することといたしました。5月1日からは,県東部の自治体で初めて,地域で自治会などが取り付ける防犯カメラの設置費用への助成を開始したところであります。こうした取組を通じて,犯罪発生の抑止効果を高めるとともに,警察等の関係機関や地域との協働により,市民の皆様の防犯意識の向上に努め,安心して安全に暮らせるまちづくりを進めて参ります。
 次に,協働のまちづくりについてであります。「地域まちづくり計画」につきましては,市制施行100周年に向け,全学区策定を目標に各地域において取り組まれているところであります。現在,20学区で策定されており,計画に基づき,防災マップの作成や空き家対策など,地域の特色を生かしたまちづくりが展開されています。このような取組の積み重ねが,地域住民のまちづくりへの理解や関心を高め,住民自治の確立につながるものと考えております。10月には,ボランティア・NPO等の情報の集約や団体・人材の育成,市民活動団体の連携窓口として,全市的に市民活動を支援する「(仮称)まちづくりサポートセンター」も開設する予定であり,より一層,協働の取組を推進して参ります。
 次に,ばらのまちづくりについてであります。先月のばら祭では,「ふくやま」と名が付く9つ目のばらとして,観光大使ウルヴァリンにちなみ「ウルヴァリン:FUKUYAMA」と名付けた新種のばらを市民の皆様に初公開いたしました。とても好評であり,「ばらのまち福山」の新たな魅力として,今後,積極的に発信して参りたいと考えております。また,本年3月末には市内に約85万本のばらが咲き誇るまでになりました。本年度,5期目を迎える福山ばら大学につきましても,修了生が地域ばら花壇等の育成に中心的に関わるなど「ばらのまち」にふさわしい環境が整いつつあるものと受け止めております。引き続き,市制施行100周年での「100万本のばらのまち福山」の実現に向け,市民の皆様とともに全力で取り組んで参ります。
 次に,都市ブランドの創出と発信についてであります。本年3月,市立動物園のアムールヒョウに双子の赤ちゃんが誕生いたしました。アムールヒョウは絶滅危惧種に指定されており,国内では6年ぶりとなる繁殖に成功し,大変嬉しく思っております。あさって6月11日からの一般公開に合わせ2頭の愛称を募集することとしており,市民の皆様が愛着の持てる,かわいらしい愛称が寄せられることを期待しております。市立動物園は,備後地域唯一の動物園として,今後とも,市内外から多くの方々に訪れていただける魅力ある施設となるよう,取り組んで参ります。
 また,4月には,福山・鞆の浦応援特別大使の岩佐美咲さんとの連携により,マツダスタジアムにおいて,「福山・鞆の浦スペシャルデー」を開催し,福山の物産の販売や大画面などを活用した福山のPRを行いました。応援特別大使の活動はメディアにも度々取り上げられ,本市の魅力を全国に大いに発信できているものと考えております。引き続き,応援特別大使と連携し,本市の知名度向上につなげて参りたいと考えております。
 次に,福山市立大学についてであります。今年度は開学4年目となり,4学年が全て揃う節目の年を迎えております。開学以来,「キャンパスは街,学ぶのは未来」のキャッチフレーズにふさわしく,中心市街地の活性化の取組や土曜チャレンジ教室など,学生がまちづくりに積極的に参加しているほか,4学期制による集中的な学習や短期留学など,質の高いグローバルな人材育成に取り組んでいるところであります。先月には,教育研究体制の一層の充実を図るため,国へ大学院設置に係る認可申請を行いました。こうした取組を通じて,学生が高度な専門性を身に付けられる教育環境の整備に努めるとともに,研究成果を地域に還元して参りたいと考えております。
 また,現在,大学のキャリアデザインセンターを中心に学生が大学で学んだ経験を生かした就職活動が行えるよう,きめ細やかな支援に取り組んでおり,順調に学生の進路が確定しつつあります。1期生として,社会や地元の期待も大きいものと受け止めており,大変心強く感じているところであります。今後も,学生自らが思い描く未来へつながるよう,全学生の希望や適性に沿った進路の確保に取り組んで参る考えであります。
 次に,福山港内港地区の環境改善についてであります。周辺に市立大学などが立地し,多くの人が集う内港地区は,長年,異臭の発生などが課題となっております。こうした中,高速ろ過施設を併設した中央雨水滞水池が完成し,本年4月から供用を開始したことにより,降雨時に福山港内港へ流出している汚濁負荷量が削減され,水質保全等に大きな効果があるものと考えております。また,港湾管理者である県においても,来月から,これまで県と市,民間企業,大学が連携して取り組んできた実証実験で異臭に対する効果が確認された方法をベースに,対策工事に着手されると伺っており,本施設との相乗効果も得られるものと期待しているところであります。引き続き,県と連携する中で,快適で魅力ある港湾環境の実現に取り組んで参ります。
 次に,鞆のまちづくりについてであります。県が埋立架橋計画を方針転換されてから2年が経とうとしていますが,依然として膠着した状態が続いております。こうした中,県においては,今年度,鞆の課題の原点である交通処理や防災の方策,更には,活性化に向けた「まちづくり基金」のあり方について,調査・検討を行うこととされております。本市といたしましては,これらの課題解決に向け,いかに地元住民の意見が反映された形で具体化できるか,今後,県と十分な議論を行って参る考えであります。一方で,鞆支所・鞆公民館の再整備や南消防署鞆出張所の改築など,本市としてでき得る取組につきましては,引き続き,地元と連携を密にしながら,精力的に進めて参ります。
 また,先月,鞆の歴史的町並みの成り立ちなどをまとめた冊子と観光客向けの散策ガイドを作成し,周知啓発に取り組んでいるところであります。地元住民はもとより,市民や観光客の皆様にも,鞆ならではの歴史と町並みの魅力を知っていただきたいと考えております。
 次に,競馬場跡地の利活用についてであります。先月,跡地の利活用の方向性や導入機能など基本的な考え方をまとめた基本構想を策定したところであります。「水と緑に包まれた健やか・未来ふくやま創造交流拠点」を基本コンセプトに,導入する機能として,公園・広場・緑地機能やスポーツ・健康機能を位置付け,総合体育館などを整備することといたしております。今後は,この基本構想を基に,導入する施設の規模や配置,周辺道路の整備などを具体化した基本計画を,市民の皆様や市議会の御意見などを伺う中で,今年度を目途に策定することといたしております。市内外から多くの人が訪れる,本市の将来の発展の礎となる利活用に向け,鋭意取り組んで参ります。

 さて,我が国の社会経済情勢についてであります。消費税率の引き上げや海外景気の動向などの影響から,回復基調にある景気の減速が懸念されており,先行きにつきましても,楽観できない状況にあるものと受け止めております。このため,国においては新たな成長戦略を早期に取りまとめ,実行に移すことで,日本経済を本格的な成長軌道に乗せるとともに,地方の力を引き出し,地域経済の活性化へつなげていただきたいと考えております。
 昨今,人口減少対策を巡り,国や民間の有識者団体から相次いで具体的な方策などが示されております。日本全体が改めてこの問題の大きさを再認識しているものと受け止めております。こうした中,本市では,人口減少社会の到来を見据え,社会環境がいかに変化しようとも,一人一人が将来に夢と希望が持て,心豊かに暮らせる,そういったまちの実現に向け,2010年度(平成22年度)から再(Re)として,全ての施策の再構築に取り組んでおります。現在,それを新たな行政運営方針として取りまとめているところであり,早期に市民の皆様にお示しいたしたいと考えております。
 また,今後,地方から都市部への人口流出が加速することが予測される中,備後圏域の6市2町を中心とした広域連携を更に強化し,各自治体が持つポテンシャルを生かして,それぞれの地域を魅力のある場とし,圏域が一体となって人口流出に歯止めをかけるとともに,定住人口の増加を図っていかなければなりません。このため,現在,国の新たな広域連携モデル構築事業に応募するなど,圏域の一体的な発展に向けた仕組みづくりに取り組んでいるところであります。こうした取組を通じて,本市が備後圏域の中核都市としての責任と役割を果たす中で,圏域内の住民の暮らしを支え,地域経済をけん引して参りたいと考えております。

 次に,今回提出いたしております議案について御説明申し上げます。
 条例案として,「福山市税条例及び福山市税条例及び福山市国民健康保険条例の一部を改正する条例の一部改正について」など2件,その他の議案として,「福山市立手城小学校南棟校舎他耐震改修工事請負契約締結について」など3件を提出いたしております。
 何とぞ慎重なる御審議の上,御可決いただきますようお願いを申し上げます。


 本文は,口述筆記ではありませんので,表現その他に
 若干の変更があることがあります。