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平成26年11月臨時市議会 市長説明要旨

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年11月10日更新

 本日は,臨時市議会を招集いたしましたところ,議員各位には,御多用の中を御参集いただきまして誠にありがとうございます。
 開会に当たり,市政の状況と提出いたしております2013年度(平成25年度)福山市一般会計ほか11特別会計の歳入歳出決算の議案について,その大要を御説明申し上げます。

 初めに,我が国の社会経済情勢についてであります。景気は,消費税率引き上げ後の個人消費の回復の遅れが長引くなど,一部に弱さが見受けられます。地域経済への影響も懸念される中,現在,国会において,地方創生に向け,人口減少の克服や地域経済の活性化を目的とした「まち・ひと・しごと創生法案」などが審議されております。人口減少対策などは,地方だけの問題ではなく,国と地方の連携・協力なくしてはできないものであり,国においては,地方創生に全力で取り組んでいただきたいと考えております。
 また,この法案には,国の施策に地方の自主性を生かす姿勢が示されており,このことは,言い換えれば,地方の政策形成能力が問われているものと受け止めております。創意工夫の下,いかに自治体の独自性を打ち出すことができるかが大切であると考えております。本市では,現在,地方中枢拠点都市として,備後圏域の一体的な発展に向けた取組を進めているところでありますが,真に地方創生として,実を上げるためにも,地域の大学や企業などの積極的な参画を促す中で,実効性の高い施策を構築し,推進して参りたいと考えております。

 次に,都市ブランドの創出と発信についてであります。先月27日から,本市の地域資源から生み出された産品やサービス,まちづくり活動などの中から,特に優れたものを福山ブランドとして認定・登録を行う制度がスタートいたしました。まちづくり活動も対象となる全国的にも珍しい取組であると考えております。今後,地域経営やコミュニティデザイナーなどの専門家による審査を経て,来年度早期に認定産品等を決定する予定であります。認定・登録されたブランド産品につきましては,積極的な情報発信に加え,販路拡大へつながる支援も行うことといたしております。こうした取組を通じて,本市のものづくり産業やまちづくりを更に活性化させ,都市の活力・魅力を高めて参る考えであります。
 今月3日に開催された「福山うずみフェスタ」につきましては,3回目を迎える中,内容の充実に加え,企画から運営まで福山食ブランド創出市民会議が中心となって行われました。うずみの認知度が高まるとともに,本市を代表する市民主体の食の祭典となり,にぎわい創出につながったものと考えております。このほか,先月から今月にかけて秋の行楽シーズンにふさわしく,「本」をキーワードとした市民参加型イベント「えーほんdeまち歩き」や「ふくやま子どもフェスティバル」,「ふくやまアート・ウォーク」などの多彩なイベントが催されました。多くの方々に,秋の福山を満喫いただけたものと受け止めております。また,現在,ふくやま文学館では詩人木下夕爾,鞆の浦歴史民俗資料館では実業家森下博といった郷土の偉人の企画展を開催しております。この機会に,是非,先人たちの軌跡を学び,福山の魅力を再発見していただきたいと考えております。
 次に,小中一貫教育の推進についてであります。来年度から小中一貫教育を全面実施するに当たり,これまで,モデル校における課題の検証や,教育カリキュラムの作成の一環として,福山への愛着と誇りを深めるための副読本の作成などに取り組んできたところであります。こうした中,先月27日,学校教育環境検討委員会から,小中一貫教育の在り方を考える上で,学校の統廃合を含めた規模適正化が必要との答申が出されました。今後,答申を踏まえる中で,市民の皆様や市議会の御意見を伺いながら,小中一貫教育と学校規模適正化基本方針を策定し,「福山に愛着と誇りを持ち,変化の激しい社会をたくましく生きる子ども」の育成に取り組んで参る考えであります。

 さて,昨年度,我が国は,東日本大震災からの復興支援や財政健全化への取組などの課題が山積する中にあって,景気回復への期待の高まりや2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催が決定するなど,国民に元気を与えた1年であったと受け止めております。
 本市におきましては,100年に1度の大きな節目を市民の皆様と祝い,そして将来に夢や希望がもてるよう,市制施行100周年に向けた新たな一歩を踏み出した年であったと考えております。具体的には,人口減少社会の到来が現実味を帯びる中,活力あるまちづくりに向け,競馬場跡地利活用の検討に着手いたしました。更には,市民全員参加を目標の一つとした市制施行100周年記念事業基本構想の策定や,まちなかの新たなにぎわい創出に向けた市民主体のまちづくり活動「フクノワ」の取組など,協働を基底に据えた施策も推進して参りました。中心市街地の活性化では,核となる施設として,商業機能と子育て支援などの公共機能を併せ持つエフピコRiMがオープンいたしました。また,都市としての魅力を高めるため,都市ブランド戦略を策定するとともに,新たなチャレンジとして,ヒュー・ジャックマンさん演じる「ウルヴァリン」を観光大使に,AKB48の岩佐美咲さんを福山・鞆の浦応援特別大使に任命し,本市の知名度向上に取り組むなど,戦略的な情報発信にも努めたところであります。このほか,市民病院の新病棟が供用開始となり,506床を有する地域の中核病院として,更なる機能の充実を図るとともに,福山夜間成人診療所を開設するなど,安心・安全な医療体制の確保に取り組みました。市街地の防災拠点として北消防署の改築や,汚泥再生処理センター,中央雨水滞水池などの都市基盤の整備等,市民の皆様が安心して快適に暮らせる生活環境の実現に向けたまちづくりも着実に進めることができました。今後とも,協働を基底に据え,「だれもが住んでみたい,いつまでも住み続けたい」と思える魅力あるまちづくりに,鋭意取り組んで参ります。

 次に,2013年度(平成25年度)決算の概要について御説明申し上げます。
 一般会計では,歳入総額1,702億8,979万4千円に対し,歳出総額は1,670億6,670万円となり,実質収支として29億4,413万4千円を確保することができました。
 歳入では,市税は,市たばこ税が増加したものの,設備投資の減少などによる固定資産税の減少や税制改正による法人市民税等の減少により,全体では前年度を若干下回りました。また,国の経済対策にかかる事業が繰越事業となったことなどから,繰越金が増加いたしましたが,地方交付税や清掃施設整備事業債等の市債が減少したことなどから,歳入全体では対前年度1.1%の減となりました。
 歳出では,障がい福祉サービス事業費や介護保険特別会計への繰出金など,社会保障関係費の増加や特別養護老人ホーム建設費補助等が増加いたしましたが,競馬事業特別会計の廃止による繰出金の減少や汚泥再生処理センター整備事業の完了等の大型の建設事業費が減少したことなどから,歳出全体では対前年度0.4%の減となりました。
 次に,特別会計の状況についてであります。競馬事業特別会計を前年度末に廃止したことに伴い,全体では11会計で,歳入総額939億5,074万7千円に対し,歳出総額は912億6,549万5千円となりました。特徴的なことといたしましては,エフピコRiMの施設整備に伴い,商業施設特別会計が増加したほか,保険給付費の増加により,国民健康保険特別会計や介護保険特別会計などが増加したことであります。
 当年度の決算は,主要な財源である税収が減少する一方で,社会保障関係費が増加するなど,歳入歳出とも厳しい財政環境となりました。今後,人口減少や少子化・高齢化の進行,生産年齢人口の減少などにより,こうした状況が常態化し,市全体として財源が不足する状況となることが見込まれます。このため,現状に対して強い危機感を持ち,行財政改革の更なる推進は勿論のこと,将来を見越す中で,真に求められている行政サービスが何かを見極め,持続可能な行政運営に取り組んでいかなければなりません。現在,そのための指針となる新たな行政運営方針を策定しているところでありますが,年内には市議会や市民の皆様にお示し,こうした考え方を共有する中で,市民の皆様が心の豊かさを実感できるまちづくりを進めて参りたいと考えております。
 なお,2013年度(平成25年度)における主要な施策につきましては,「主要な施策の成果等説明書」で御報告申し上げているとおりであります。

 決算についての監査委員の指摘要望事項につきましては,その対応策を講じ,事務事業のより適切かつ効率的な執行に努めて参ります。
 以上が,今回提出いたしております議案の概要であります。何とぞ慎重なる御審議の上,御可決いただきますようお願いを申し上げ,提案理由の説明といたします。

 本文は,口述筆記ではありませんので,表現その他に若干の変更があることがあります。