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平成25年第1回定例市議会 市長総体説明

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年2月26日更新
 本日は,2013年(平成25年)第1回定例市議会を招集いたしましたところ,議員各位には,御多用の中を御参集いただきまして,誠にありがとうございます。
 今回提出いたしております2013年度(平成25年度)当初予算案を始め,関係諸議案の御審議をお願いするに当たり,新年度における市政運営の基本方針と予算案の大要について御説明申し上げます。
 初めに,我が国の社会経済情勢についてであります。昨年末,第2次安倍内閣が発足いたしました。震災復興や景気対策,財政再建,地方分権の推進など,この国の未来を左右する重要な課題が山積しており,新政権にはスピード感ある対応が求められております。経済情勢は,過度の円高の動きが修正されつつあるなど改善の兆しが見受けられます。こうした中,国においては,日本経済の活性化とデフレ脱却を強力に推進するため,緊急経済対策として,過去2番目の規模となる補正予算案が本日成立する見通しであります。先月29日に閣議決定された2013年度(平成25年度)当初予算と合わせたいわゆる「15ヶ月予算」とすることで財政出動の切れ目をなくす方針も示されております。本市におきましても,国の経済対策に呼応した施策を迅速に実施するため,このたび,一般会計ほか2会計の補正をお願いいたしております。地域の元気臨時交付金などを活用し,市民生活の安心・安全や公共施設の老朽化対策に係る施策へ特に重点を置いて措置いたしております。
 2012年度(平成24年度)補正予算案について御説明申し上げます。
 一般会計につきましては,国庫補助事業として,児童生徒などの安心・安全の観点から,小学校8校,中学校2校の校舎耐震補強,小学校10校の屋内運動場耐震補強を前倒しして取り組むほか,老朽化の著しい道路の舗装や市営住宅の外壁改修なども実施することといたしております。また,地域の元気臨時交付金を活用し,道路新設改良や水路改修,防火水槽の設置などに取り組むとともに,しんいち市民交流センターなどの空調設備を改修するほか,旧福山市立女子短期大学校舎を解体撤去し,跡地の利活用に取り組みます。
 企業会計につきましては,水道事業会計では配水管耐震化工事を,下水道事業会計では,汚水管渠埋設工事や管渠耐震化工事などを,それぞれ実施することといたしております。
 以上の結果,今回の補正予算額は,一般会計で30億7,420万7千円の追加となり,3会計の補正予算額は40億6,020万7千円の追加となりました。
 さて,本市は,今後,少子化・高齢化の進行に加え,人口減少というこれまで経験したことのない状況に直面いたします。高齢者人口の増加,生産年齢人口の減少といった人口構造の変化に伴い,本市を取り巻く環境は厳しさを増すものと考えております。こうした中,本市が将来にわたって発展し続けるためには,将来の世代に負担を先送りすることのないよう,財政の健全性を維持しながら,時代の変化を見越した柔軟な行政運営を進めていく必要があります。そのため,3年前から「行政の役割とは」「市民満足度の高い施策とは」などの視点からゼロベースで全ての施策の見直しを行っているところであります。見直しに当たっては,多様化する市民ニーズへの対応や,持続可能で市民の皆様が安心して暮らしていくことのできる社会の仕組みづくりが重要であり,その中で痛みや我慢を伴う場合もあると考えております。新年度においては,民間活力を導入するとともに,将来を見据えた福祉施策などを実施することといたしております。私は,時代の変化を予見し,新たに今の時代に応じた仕組みづくりを行っていくことが,持続可能な行政運営につながるものであるという強い信念をもって取り組んで参りました。今後とも,全ての施策について再検討・再構築を行って参ります。また,将来のまちづくりに向け,いかにサービスを効果的に継続的に提供することができるかということについて,市民の皆様と行政が一体となって,ともに知恵を出しあっていかなければなりません。私は,その土台となるものが,協働のまちづくりであると考えております。協働のまちづくりの取組は8年目を迎えており,市民の皆様の市政参画に対する意識は確実に高まってきていると受け止めております。市民の皆様と行政が真のパートナーとなるためには,こういった意識を更に醸成することが大切であります。協働のまちづくりを通して市民の皆様に市政に参画していただくことで,達成感や生きがいを感じていただける,そのことがまちの豊かさや市民一人一人の豊かさにつながっていく,そういうまちづくりを目指して取り組んで参りたいと考えております。
 このため,3期目最初となる新年度の予算編成に当たっては,新たな仕組みづくりとそれを担う人づくり,本市の強みを活かしたまちの活力につながる施策に特に意を用いたところであります。新年度は,真の豊かさの実現に向け,「再起動の年」として参る考えであります。
 こうした考えの下,編成いたしました新年度予算案の概要について御説明申し上げます。
 歳入につきましては,市税は,個人市民税や固定資産税が減少するものの,税制改正の影響による市たばこ税の増加などから,全体では概ね今年度程度を見込んでおります。また,新年度も臨時財政対策債は12億6,000万円の増と大幅に増加いたしますが,将来に過度の負担を先送りしないとの考えの下,市債全体では元金償還額を下回る発行額とし,健全な財政運営に努めたものであります。なお,国は地方が給与費の削減をすることを前提に地方交付税を一方的に減額することといたしております。現時点では,詳細は不明であり,予算には反映いたしておりませんが,このようなあり方は,地方自治の根幹に関わる問題であり,強く憤りを感じているところであります。
 次に,歳出では,義務的経費について,人件費は,職員定数の適正化の取組などから,約6億5,000万円の減と6年連続の減少となっております。しかしながら,扶助費を始めとする社会保障関係費は,障害福祉サービス事業費の増加などにより,全体では今年度を上回るものと見込んでおります。さらに,介護保険や後期高齢者医療などに対する繰出金も約3億5,000万円の増となっており,新年度においても,市税や地方交付税などの自主財源が減少する一方で社会保障関係費は増加するという厳しい財政状況となっております。投資的経費につきましては,汚泥再生処理センターや夜間成人診療所の整備,山手橋架替工事など,大規模事業の完了による減少要因がある中で,2度にわたる補正予算や商業施設の整備も含め,概ね今年度程度の事業量を確保したものであります。
 この結果から,一般会計の予算規模は,1,622億1,800万円と,今年度当初予算と比べ約38億円,2.3%の減となりました。企業会計まで含めた全会計の合計では,競馬事業の廃止により,3,150億5,750万円となり,今年度当初予算と比べて118億8,415万5千円,3.6%の減となりました。
 競馬事業につきましては,現在,事業廃止に伴う競馬関係者の再就職支援や生活支援に全庁をあげて取り組んでいるところであります。引き続き,誠心誠意,取り組んで参ります。福山市営競馬は,3月24日をもって63年の歴史を閉じることとなります。多くの皆様の記憶に残していただけるよう,伝統ある福山ダービーを来月17日に,最終日にはファイナルグランプリなどを開催することといたしております。市民の皆様には,最後まで御支援と御協力を賜りますよう,お願い申し上げます。
 次に,重点政策についてであります。市民一人一人がまちづくりの主役として活躍できる福山を目指し,市制施行100周年に向け,全市をあげて取り組む5つの施策を新たに「チャレンジ!100周年」として位置付けるなど,26施策,約39億円に財源を重点的に配分いたしております。
 「チャレンジ!100周年」に位置付く5つの施策について御説明申し上げます。
 1つ目は,「100万本のばらのまちづくりの推進」であります。
 現在,市民や団体・事業者,行政が連携し,オール福山で市制施行100周年での「100万本のばらのまち福山」の実現に向け取り組んでいるところであります。新年度では,引き続き,福山ばら大学におけるばら栽培のリーダー養成や地域ばら花壇整備への支援など,ばらを「育む」環境づくりに取り組みます。また,新たに,福山駅からばら公園までばらを楽しみながら散策できるローズロードやばら公園の整備に着手するなど,多くの人が「集う」ばらの拠点づくりを行うことといたしております。イメージキャラクター「ローラ」によるPR活動やホームページのリニューアル,食用ばらの栽培・活用など,ばらの多彩な魅力を積極的に情報発信し,「ばらのまち福山」の魅力をより一層高めます。これまで行ってきたばら苗の配布やばら花壇オーナー制度を継続して実施することで,引き続き,ばらを全市に広める取組も推進いたします。「ばらを育てることで,そこへ人が集い,ばらに魅せられ,それが全市へ広がる。」こういう流れを通し,ローズマインド(思いやり・優しさ・助け合いの心)を醸成するとともに,「ばら」といえば「福山」といわれるよう,都市イメージやブランド力の向上につなげて参ります。
 2つ目は,「福山駅周辺の中心市街地の魅力の創出」であります。
 私は,中心市街地に活気や賑わいを呼び戻すためには,人と人が交流し,出会い,新たな楽しみを生み出す,そういった多くの人を引きつける魅力が必要であると考えております。このため,新年度では,ばら祭やアート・ウォークなど四季折々のイベントを充実するなど,「行きたい」と思える魅力づくりに取り組みます。福山駅北側の文化ゾーンから南側の商業地区への人の流れを生み出し,「買いたい」魅力を高めるため,文化ゾーンでの企画展などを活用した両地域の連携強化や大学生による空き店舗の利活用などに努めます。また,「住みたい」と思える場所となるよう,歩いて楽しめるまちづくりにも取り組みます。更には,福山の未来づくりワークショップなど市民の皆様が中心となって取り組む活動についても積極的に支援して参ります。このように,「人・こと・もの」をつなぐことにより,「行きたい・買いたい・住みたい」魅力を高めるとともに,市民活動の拠点となる場を創り出し,備後都市圏の玄関口にふさわしい,多くの人が集う中心市街地の魅力を創出して参りたいと考えております。
 3つ目は,「里山里地の再生・保全」であります。
 これまで,モデル地区の指定や里山里地協力隊の結成など,里山里地の再生・保全を進めていくための土台づくりに取り組んで参りました。新年度では,引き続き,協力隊員を募集するとともに,農林業体験やイベント,耕作放棄地を再生した市民農園などを活用し,都市住民との交流を進めるなど,モデル地域における再生・保全活動を積極的に支援して参ります。また,里山里地保全協定の締結などを支援することにより,企業とモデル地域等との連携を進めます。モデル地域における取組を検証しながら,地域や市民,企業などとの協働により,自然豊かな農山村地域を次の世代へ引き継いで参りたいと考えております。
 4つ目は,「環境と健康を融合させた新たな都市社会の提案」であります。
 市民の皆様の健康や環境意識の高まりなどを背景に,新年度から,健康や自然環境に配慮した暮らしの実現や地域コミュニティの再生を目指し,2つのプロジェクトに取り組んで参ります。1つ目のプロジェクトは,「いきいき環境・健康スローライフプロジェクト」であります。地産地消の推進や耕作放棄地の再生・活用など「農」を通じた地域活動により,就農の促進や高齢者の生きがいづくり・健康づくりを推進します。農産物の生産から販売,消費といった一連の流れの中で,販路の確保や食育の推進,食品加工時にでる不用物の再利用などにも取り組みます。更には,地域資源を活用した新たな商品開発や企業の農業参入の促進などにも取り組み,将来的には,古民家再生など農山村地域の活性化や地域コミュニティの再生,新たなビジネスチャンスにもつなげて参りたいと考えております。
 2つ目のプロジェクトは,「環境にやさしく活力ある地域社会の構築プロジェクト」であります。これまでの温暖化対策事業(スクラムふくやま☆エコトライ)を基本に,家庭・地域,行政,企業が一体となった環境活動や里山里地の再生・保全を実施するなど,エネルギーの地産地消や自然環境の保全,地域コミュニティの活性化に取り組みます。ウォーキングの推進,ベスト運動・自転車利用の促進といった生活習慣や交通手段の見直しを促す施策のほか,次世代エネルギーパークを活用した体験型環境観光などにも取り組み,健康づくりや新たな環境ビジネスの創造につなげます。この2つのプロジェクトを通じ,地球にやさしいだれもが健康でいきいきと暮らせる,活力と成長力のあるまちづくりを進めて参ります。
 5つ目は,「21世紀を担う人材育成」と「“持続可能なまち”を創るための人材育成ネットワーク」であります。
 「21世紀を担う人材育成」では,学校・家庭・地域・行政が信頼と協働の下,小中一貫教育の推進,教育環境の整備,土曜チャレンジ教室の充実や,まちづくりワークショップ等を開催することで大学生の社会参加を支援するなど,児童生徒等の心身の健全な成長と創造性・自立性を高める教育に取り組んで参ります。「“持続可能なまち”を創るための人材育成ネットワーク」では,市民の皆様がまちづくりに参画することで,生きがいや喜びにつながるよう,防災や環境,福祉など幅広い分野において,学びの機会を充実いたしたいと考えております。新年度では,新たに防災大学や環境大学など学びの場を提供することといたしております。こうした取組がまちづくりを考えるきっかけづくりとなり,自主自立のまちづくりへ向けた更なる協働の推進につながるよう,取り組んで参ります。
 次に,新年度の主要施策について,第四次福山市総合計画に掲げるまちづくりの基本目標に沿って,重点政策を中心に御説明申し上げます。
 基本目標の第1は,「だれもが安心して安全で快適に暮らせるまち(安心・安全・環境)」であります。
安心・安全な都市基盤や快適な暮らしを支える生活基盤は,日々の暮らしの礎となるものです。環境にやさしいまちづくりを進めるとともに,災害時に市民の皆様の財産や生命を守ることができるよう,防災体制の強化に取り組みます。
 災害に強いまちづくりとして,引き続き,小中学校の校舎や屋内運動場の耐震改修などを計画的に実施するとともに,水道施設・下水道施設の耐震化や広域避難場所である緑町公園への災害時仮設トイレの整備に取り組みます。新たに津波ハザードマップを作成し,公民館,社会福祉施設等への掲示やホームページに掲載するなど,市民の皆様の防災意識の向上にも努めて参ります。児童生徒の安全確保のため,昨年,地域や関係機関とともに行った合同点検で判明した通学路の危険箇所については,緊急にその対策を講じているところであります。残りの危険箇所についても関係機関と連携しながら,来年度中に整備して参りたいと考えております。地域の皆様とともに計画的に取り組んできております防犯灯のLED化については,来年度で全ての切り替えが完了する予定であります。
 生活バス路線の維持・確保につきましては,昨年廃止された井笠鉄道株式会社のバス路線について,本年10月からの本格運行に備え,福山市生活バス交通利用促進計画に基づき,路線の見直しを行って参ります。引き続き,地域の実情やニーズも含め,効率的な地域公共交通の構築に向け取り組んで参る考えであります。
 また,昨年5月のホテル火災につきましては,福山市建築物査察等適正化対策委員会において,建築物の防火・避難の安全性を確保するための行政が講じるべき施策として,「定期報告制度の徹底」「火災予防査察を通じた指導の徹底」など9項目を取りまとめたところであります。今後,施設の所有者や市民の皆様に趣旨を御理解いただく中で,準備が整った項目から順次着手して参ります。関係行政機関,団体等との連携を強化し,行政処分も視野に入れた毅然とした態度で対応することにより,市民の皆様が安心して安全に暮らせるまちづくりを進めて参ります。
 基本目標の第2は,「子どもが健やかに育ち,だれもが健康でいきいきと暮らせるまち(保健・福祉・医療)」であります。
 市民一人一人が抱える生活課題が多様化する中,子どもから大人まで住み慣れた地域で安心して安全に暮らせるよう,行政だけでは対応できない生活課題を地域で解決していく活動を市民の皆様との協働により進めて参ります。
 社会保障関係費が増加し続ける中,次の世代へ負担をかけないことを基本に,単市事業の見直しを行い,障がい者・高齢者の相談支援体制を充実することといたしました。知的障がい者や認知症高齢者などの生活や財産を守るため,成年後見制度が利用しやすくなるよう,制度利用に関する相談や後見活動を行う人材の育成などに取り組みます。また,現在,医師不足などにより,夜間に入院の必要な小児患者の受け入れが困難となる日が生じていることから,県と連携し,新年度から5年間,岡山大学に寄付講座を開設いたします。市内の小児二次救急を担う医療機関も活動場所とし,医師の育成や効果的な医療提供体制に関する研究・啓発などを通じて,安心して子育てができる小児救急医療体制の構築に取り組んで参ります。
 基本目標の第3は,「多様に学び,文化をはぐくむまち(教育・文化)」であります。
 全ての児童生徒が自ら学び,考え,生涯にわたって学び続ける基礎となる確かな学力と豊かな心を培うとともに,「ふるさと福山」への理解を深める取組を推進して参ります。
子どもたちが「ふるさと福山」に愛着や誇りがもてるよう,郷土の偉人を題材としたオリジナルまんがを活用した啓発に取り組みます。新年度は,第1作「阿部正弘」の販売や第2作「井伏鱒二」の制作に取り組むことといたしております。また,市立大学については,引き続き,市民公開講座を実施するなど,地域社会の発展に貢献する人材育成に取り組みます。
基本目標の第4は,「産業の力みなぎる活力とにぎわいのあるまち(活力・交流)」であります。
 活力と成長力のあるまちづくりを進めるためには,地場産業の活性化が欠かせません。このため,地域経済の発展を下支えできるよう,企業の生の声を大切にしながら,効果的な施策展開を進めて参ります。
 産業界,大学,行政が組織を越えて経済,教育,福祉など幅広い分野で連携し,地場産業の活性化や人材育成などに取り組むことで地域社会の発展を目指します。また,山陽自動車道から中心市街地などへのアクセス性を高めるとともに,福山東インターチェンジ周辺の交通量を分散させるため,福山サービスエリアへのスマートインターチェンジの整備に向け取り組みます。新年度は国へ整備に係る申請を行うとともに,アクセス道路の設計に着手いたします。いわゆる中小企業金融円滑化法が今年3月末に最終延長期限を迎えることを受け,市内中小企業に対し,融資における信用保証料の軽減措置を拡充するとともに,専門家による経営改善の相談事業などにも取り組むことといたしております。
 鞆のまちづくりにつきましては,今月7日,県知事と地元住民の皆様との懇談が行われました。今後の進展に向け,やっと第一歩を踏み出されたと受け止めております。しかしながら,話し合いは平行線のままであったと伺っており,鞆のまちづくりがこのまま凍結されることが危惧されます。このことは,住民の皆様方にとって一番不幸なことであり,我々も本意ではありません。懇談の場で県と市の協力関係について声が上がったとのことでありますが,こうしたことにつきましては,県市共々真摯に受け止めなければならないと考えております。今後,知事との協議の場が設定されることがあった場合には,地元の皆様の思いをくみながら,地元と真摯な話し合いを重ねていただくことや,行政同士,あるいは行政と住民の歩み寄りが必要であることなどについて訴えて参りたいと考えております。また,本市といたしましては,鞆支所の再整備や下水道整備,南消防署鞆出張所の改築など,今できることを積極的に取り組んで参ります。
 基本目標の第5は,「市民とともにつくる自立したまち(協働・行革)」であります。
 持続可能なまちづくりに向け,引き続き,効率的・効果的な行財政運営を行うとともに,地域活動が活発化するための支援体制を充実し,より一層協働のまちづくりを進めます。
 そのため,人口減少社会の到来や厳しい財政状況,多様化する市民ニーズに対応する中で,将来にわたって,公共施設サービスを適切に提供し続けることができるよう,「適正配置,保有総量の縮小」,「効率的・効果的な活用」,「計画的保全,長寿命化」の3つの柱に基づき,公共施設全体のあり方について検討し,公共施設サービスの再構築に取り組みます。また,市民が主役のまちづくりを進めるため,地域住民の皆様がそれぞれの地域の課題や将来像などをまとめた「地域まちづくり計画」の策定を支援いたします。広域行政については,引き続き,圏域全体の一体的発展が可能となるよう,県境を越えた6市2町からなる備後圏域連携協議会で共通の課題解決に向け取り組んで参ります。
 以上,重点政策を中心に,新年度予算とその大要について申し上げました。
 本市は,現在,市制施行100周年に向け,記念事業の基本方針策定や100万本のばらのまちづくりに全力で取り組んでいるところであります。2016年(平成28年)の100周年まで,余すところ3年となりました。新年度は,本市の大きな節目に向け,市民の皆様の機運を盛り上げ,ともにまちづくりを進めていかなければならない,まさに再起動の年であると位置付けております。市制施行100周年を福山にゆかりのある全ての皆様とともに喜び祝い,将来に夢と希望をもつことができる年とする,そして,協働のまちづくりを更に進め,次の100年に向け,だれもが「豊かさ」を実感でき,日本一住みやすいまちへと飛躍する,そういう活力と成長力あふれるまちづくりへ向け,決意も新たに邁進して参る覚悟であります。
 予算以外の議案といたしましては,福山市事務分掌条例の一部改正についてなど条例案22件,その他の議案として,山手橋横取り架設工事(都市計画道路3・5・614号津之郷奈良津線)請負契約締結の変更についてなど6件を提出いたしております。何とぞ慎重なる御審議の上,御可決いただきますようお願いを申し上げ,提案理由の説明といたします。

本文は,口述筆記ではありませんので,表現その他に若干の変更があることがあります。