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平成25年6月定例市議会 市長説明要旨

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年6月7日更新
 本日は,6月定例市議会を招集いたしましたところ,議員各位には,御多用の中を御参集いただきまして誠にありがとうございます。
 今回提出いたしております諸議案の御審議をお願いするに当たり,当面する市政の状況と議案の大要について御説明申し上げます。
 初めに,我が国の経済情勢についてであります。昨今,円と株の値動きが大きくなっておりますが,昨年末に比べ,円安と株高が進み,輸出関連企業を中心に業績が改善するなど,景気回復への期待感が高まっております。しかしながら,市内企業の景況感は安定した回復基調とはなっていないなど,実体経済の動きは未だ弱いものと受け止めております。また,昨年度末の国の債務残高は過去最高となり,財政規律の信頼を保つことも重要な課題となっております。このため,国においては,強い日本経済の復活に向け,実効性の高い成長戦略を推進されるとともに,財政健全化に全力をあげて取り組まれることを念願いたしております。本市におきましても,将来に負担を先送りしないように財政健全化に努めるとともに,国の経済対策にも呼応した施策を効果的に実施して参る考えであります。
 次に,市制施行100周年記念事業についてであります。このたび,市民の皆様の御意見を伺う中で,記念事業の目的や目標などを示した基本方針を策定いたしました。キャッチフレーズにつきましては,194点の応募作品の中から,「福山市がこれからも夢に向かって輝き続けてほしい」といった思いが込められた「夢・未来 輝く福山 100周年」に決定したところであります。今後は,100周年を迎える喜びを市民の皆様や福山にゆかりのある方々と共有できるよう,8月末を目途に記念事業に係る基本構想を取りまとめるとともに,記念事業への市民全員参加を目指し,市全体の機運の醸成に努めて参ります。
 次に,ばらのまちづくりについてであります。市民の皆様や企業・団体などの御協力により,ばらの植栽本数は本年3月末で約77万本となりました。駅家公園や機織北公園などに地域の拠点となるばら花壇を整備するとともに,国道2号を始め,主要幹線道路沿いへ植栽を行うなど計画的に取組を進めております。こうした中,今年のばら祭では,福山駅前から会場となる緑町公園まで,色とりどりのばらが咲き誇り,訪れた方々に「ばらのまち福山」を実感していただき,大いにアピールできたものと考えております。
 また,新たな魅力づくりとして,食用ばらの試験栽培をアリストぬまくまにおいて開始いたします。今後も,こうした取組の積み重ねにより,市制施行100周年には「100万本のばらが咲き誇るまち福山」の実現を目指し,オール福山で取り組んで参ります。
 次に,協働のまちづくりについてであります。市民の皆様が自らの力をまちづくりに活かすことができるよう,今年度から,安心・安全や環境など幅広い分野において学びの機会を充実いたします。今月1日に開講した「福山防災大学」は,定員を超える応募をいただき,市民の皆様の防災に対する意識の高さを改めて感じているところであります。東日本大震災など様々な災害を教訓とし,地域防災を継続的に推進していくための防災リーダーを養成し,地域の防災力の向上に努めて参ります。
 また,家庭や地域で実践できる環境活動などを学ぶ「ふくやま環境大学」が,今月22日から開講いたします。現在,受講者を募集しているところであり,多くの方に受講いただく中で,地域でのリーダーやアドバイザーとなる人材を育成して参りたいと考えております。こうした取組を通じて,市民の皆様がまちづくりの主役として活躍できる環境を整えて参ります。
 次に,中心市街地の活性化についてであります。4月25日に福山市商業施設「エフピコRiM」の商業フロアの一部がオープンいたしました。現在,秋のグランドオープンに向け,施設の改修工事のほか,商業フロア以外の活用について,子育て世代が集える場や市民交流スペース,ものづくり体験ができるスペースなどを検討しているところであります。商業フロアとの相乗効果により,この施設が中心市街地活性化の核になることを期待いたしております。
 また,新たな賑わいの創出に向け,福山駅周辺に人が集い,回遊性が高まる仕組みづくりに取り組んでおります。今月2日からは,昨年度に引き続き,福山未来づくりワークショップも始まり,来月には今年度最初の市民主体の賑わい創出活動が行われます。今後とも,積極的に中心市街地の活性化を推進して参ります。
 次に,循環型社会の構築に向けた取組についてであります。箕沖地区周辺の「福山市次世代エネルギーパーク」につきましては,今後,福山ならではの特色ある環境学習や環境観光などを推進して参る考えであります。このため,今年度,太陽光を始めとする再生可能エネルギーや最新技術の導入などの可能性について調査し,基本的な考え方を取りまとめることといたしております。先進的な事業として,国の特定地域再生制度の支援対象に選定され,本市のブランド力の強化にもつながるものと考えております。こうした取組を通じて,市民の皆様の環境意識を高めるとともに,福山発の次世代エネルギー社会の構築を目指して参ります。
 次に,福山市営競馬場の跡地の利活用についてであります。事業廃止から2か月が経ち,協力金について関係団体と合意に至るなど,概ね順調に取組は進んでいるものと受け止めております。今後も継続して,競馬関係者への生活支援や再就職支援に全力を挙げて取り組んで参ります。跡地の利活用につきましては,先月,庁内に「福山市営競馬場跡地利活用検討委員会」を設置し,現在,利活用に係る基本的な考え方をまとめているところであります。市の中央部に残された唯一の広大地であり,今後,議会や市民の皆様の御意見を伺う中で,本市の将来を見据え,市の発展に資する活用方法を検討して参りたいと考えております。
 次に,公共施設サービスの再構築についてであります。本年3月に策定した基本方針に基づき,全庁をあげて,「適正配置,保有総量の縮小」など3つの視点による再構築を進めるため,このたび,新たに「公共施設サービス再構築検討委員会」を設置いたしました。現在,施設の長寿命化を図るため,「市有施設安全点検マニュアル」を作成し,8月を目途に各施設の状況把握に取り組んでいるところであります。また,今年度,各施設の機能など情報の一元化を図り,その後,施設の再配置など最適な公共施設サービスの実現に向け,各施設の今後の方向性について検討して参ります。
 次に,小中一貫教育の推進についてであります。今年度,城北・鷹取・鞆の3中学校区をモデル校区に指定し,小中合同研修・合同行事や小学校で中学校教諭が授業を行う乗り入れ授業などの取組を一層充実させる中で,各校区の実態にあったカリキュラムの作成や組織づくりなどを行っているところであります。今後,モデル校区の成果や課題を取りまとめ,教職員研修等を通じて全中学校区へ報告し,議論を深めながら,2015年度(平成27年度)からの全面実施に向け,計画的に取り組んで参ります。
 次に,保健・医療体制の充実についてであります。今年度,福山すこやかセンターに基幹相談支援センターと権利擁護支援センターを設置し,高齢者や障がいのある人の相談支援体制の強化などに努めているところであります。7月からは,社会全体で高齢者などの生活や権利を守るとともに地域における支え合いの体制づくりを推進するため,「市民後見人」の養成を開始いたします。こうした取組を通じて,だれもが住み慣れた地域で安心して暮らすことのできる環境づくりを進めて参ります。
 また,先月7日,市民病院の西館が供用開始いたしました。がん診断に優れた効果を発揮するPET-CTを福山・府中二次保健医療圏で初めて導入したほか,歯科口腔外科やペインクリニック内科を新設するなど,地域の中核病院として,救急医療とがん診療を中心に,より一層機能を充実したところであります。先月27日からは,福山夜間成人診療所において,夜間の軽症患者の診療を開始いたしております。これにより,入院等が必要な重症患者を受け入れる二次救急病院の負担の軽減につながるものと考えております。引き続き,市民の皆様に安心・安全な医療を提供できる体制の構築に向け,取り組んで参りたいと考えております。
 次に,鞆のまちづくりについてであります。先月の県知事との協議において,本市が県と地元との調整機能を担い,生活道路の確保や防災対策など喫緊の課題について,県と市が連携して取り組むことの共通認識が得られました。「県の方針を容認できない」とした私が調整に入る,この立ち位置についての理解も得られたものと受け止めております。現在,県と市がいかに連携し,どのように形にしていくか,協議・調整を行っているところであります。今後,鞆のまちづくりについて,県と市が対等・協力関係の下,住民の皆様の思いを十分に反映する中で進めて参りたいと考えております。
 本市といたしましては,やらなければならないことは積極的に取り組んで参る考えであり,市営渡船場の2階について,鞆を訪れた方への観光情報の提供やおもてなしの場として,また,地域の方々が集い,交流することのできる憩いの場や地域活性化に向けた活動拠点の一つとなるよう,整備いたしたところであります。鞆支所・公民館の再整備につきましても,現在,地元の意見を伺いながら,基本的な考え方をまとめているところであり,引き続き,計画的に取り組んで参ります。
 最後に,昨今,飲酒運転を始め,公務員の不祥事が続いております。行政運営は,住民の皆様との信頼関係の上に成り立っており,公務員には全体の奉仕者として高い倫理観が求められております。本市におきましては,特に,人身事故等の交通事故,運転免許の停止など交通法規違反があった場合は,速やかに所属長に報告するなど,服務規律の徹底を図っているところであります。今後も,示達による周知を始め,職場研修などあらゆる機会を通じて,職員一人一人に公務に携わる者としての責任と自覚の再認識を促すことにより,市民の皆様に信頼される行政を推進して参ります。
 次に,今回提出いたしております議案について御説明申し上げます。
 条例案として,「福山市手数料条例及び福山市動物愛護管理条例の一部改正について」など2件,その他の議案として,「福山市立中央中学校南棟校舎改修工事請負契約締結について」など5件を提出いたしております。
 何とぞ慎重なる御審議の上,御可決いただきますようお願いを申し上げます。

本文は,口述筆記ではありませんので,表現その他に若干の変更があることがあります。